「先生」と呼ばれる瞬間、心の中で何かがふわりと膨らむのを感じたことはありませんか。 講師という仕事を続けていると、受講者から「先生」という言葉をかけられる場面が何度も訪れます。 最初のうちは照れくさくて返していました。 ところが何度も繰り返されるうちに、その言葉にどこか心地よさを覚えるようになっていったのです。 けれども、ある日ふと気づいたことがあります。 「先生」と呼ばれて嬉しいと感じるとき、実は自分の中に隠したい何かがあるのではないかと。 知識や経験が足りない部分を覆い隠すために、無意識のうちに「先生」という肩書きに寄りかかっているのかもしれません。 講義の現場では、受講者から予想外の質問…