これまでの記事にも書いたように、日本の冤罪事件は、容疑者の自白が異常に重視されて生まれているものが少なくありません。しかも、その自白が、検察や警察による身体的、精神的虐待によって生じていたりします。狭山事件では身体的および精神的虐待だけでなく、警察の卑怯すぎる嘘により、一人の無実の青年の人生が台無しになっています。 狭山事件については有罪を支持する本も出版されていますが、2010年出版の「狭山事件の真実」(鎌田慧著、岩波現代文庫)で有罪とする証拠は全て論破されていることは、普通の思考力のある人なら分かるでしょう。 wikipediaには今も脅迫状と石川の筆跡が似ている写真を載せていますが、これ…