「警策」というと、最近では、坐禅中に居眠りする人の肩に入れる「気合い注入棒」のように思う人が多いかもしれないし、それは確かに一面はそうだが、実際のところ、迷いを眠りと見て、それを起こして悟らせる方便全般を「警策」という。よって、時には叱咤激励となるし、時には示誡となる。 警策 汝未だ道業を弁ぜざれば何ぞ能く塵累を超えん。 但だ身の精進を観ぜば則ち知らん心の猛利なることを。 日中乃ち当に食すべし、食敢えて味を尽くさざれ。 夜分にして而後に寝よ、寝れども敢えて熟睡せざれ。 光明想に貪入して法明智を貪照せんことを。 是れを心出家と名づけ、是れを身出世と名づく。 大なる哉、神を累すること無し、此に合え…