むかし下津井回船問屋の2階には、下津井の信仰や漁に関する資料が展示してある。 むかし下津井回船問屋2階への階段 江戸時代中期には、お伊勢参りと同様に、讃岐の金毘羅さんも一生に一度は参詣したい場所とされ、全国から参詣者を集めた。 金毘羅さんとは、象頭山金毘羅大権現のことで、今は金刀比羅宮という神社になっている。 金毘羅さんへの参詣道は、金毘羅往来と呼ばれ、道沿いに旅籠や茶屋、道標が出来て参詣客で繁盛した。 金毘羅往来 下津井と讃岐の丸亀の間は、波も穏やかで航路も短いことから、金毘羅参りや四国八十八ヵ所霊場参りの参詣客を運ぶ渡海船の発着場になった。 江戸時代中期には、讃岐の金毘羅大権現と、備前の由…