江戸・東京庶民の楽しみ 172 大正十一年後期 コレラ警戒の中、スポーツや行事は行われる コロナならぬコレラが発生、拡大しなかったためか、市内の遊びはあまり影響されなかった。庶民の生活は大きな変化が無く、例年と同様に楽しまれていたものと推測される。 ・九月「お目見得挨拶が大失敗のデブ公・・・千代田館に出場」十五日付讀賣 九月の前半は残暑。第一回日本庭球選手権競争が催され、帝大運動場がファンで埋まるなど、年々スポーツ競技会が盛んになってきた。しかし、野球を除けば行うのも見るのもほとんど学生だった。占めている。 「美しい早稲田穴八幡の祭礼」(十五日付讀賣)と、氏子の町々が各々数千円かけて大層な神輿…