1904-1979 建築家。昭和3年東京帝国大学建築学科卒業、翌年東京工業大学の講師となり、5年に助教授、18年に教授となり、昭和40年に退官。帝大時代は伊東忠太の教え子。卒業論文名は伊東と同じく「建築哲学」。痛烈な批判力を持った評論、うってかわった名文をも紡ぎだした。戦前から戦中をへて戦後に至る時期における思想的な諸課題をうけとめようとした人物。代表作に秩父セメント第二工場(昭和31)、帝国劇場(昭和41)、東京国立博物館東洋館(昭和43)など。子息吉生も建築家。
名古屋駅周辺の再開発に伴い、2026年3月に営業を終了することが 決定している【名鉄バスセンター】 名古屋駅へ行ったついでに少し立ち寄ってみました。【名鉄バスセンター】が誕生したのは1967年です。 建築家、谷口吉郎氏による設計で(「明治村」を創った人でもあります!) 名鉄百貨店ビルの3階・4階にバスの発着口があるという、日本初の本格的なバスターミナルです。 当時、「東洋一のバスターミナル」とも称されたそうです。ビルの中から外へと、らせん状のスロープをバスが行き交う姿は名古屋駅の象徴的な風景ともなっていて 多くの乗客を運び、地域の活性化にも大きく貢献したそうです。 半世紀以上にわたって活躍した…
惜しまれながら建て替えとなったホテルオークラ東京。世界も注目し「あのロビーはどうなる?」の心配から見事に復活を遂げた。建築関係者から「ぜひ訪れてみるべき」と聞いていたので立ち寄った。そこで私が目にしたこと、体験したことの記録。 ■光と影のお出迎え ■目に飛び込む意匠 〇「麻の葉紋の木組み格子」 〇「雪見障子」 〇「四弁花紋様の装飾」 〇「行燈」 ■特徴的な中二階(メザニン) 〇夢の懸け橋? ネザニン構造 〇独立したブース感? 〇メザニンの意図(Grock3より) ■梅の花を思わせるテーブルとイス 〇ロビーに咲いた梅の花 〇テーブル間隔の秘密 〇中二階にもテーブルとイス 〇特別セッティングとの遭…
文化施設の中でも、こういうホールは 何かイベントがないと入るチャンスがありません。 歌劇座に、ココまで近づいてみました。 中に入る勇気なかった^^; 館内も見学したいので、今度入ってみよう。 あの谷口吉郎氏設計だとずっと思っていましたが、 監修でした。 それでも、谷口吉郎氏の息吹を感じます。 《金沢歌劇座》 金沢市下本多町6-27
丸の内の帝国劇場が建て替えのため一旦閉館となった。最終公演は、これまでの帝劇で上演されたミュージカルを所縁の出演者で披露する「CONCERT THE BEST NEW HISTORY COMING」。井上芳雄さんをMCにした中心メンバーとプログラム構成毎の豪華ゲストを交え、約60年の歴史を振り返る。 オープニングは、裏方さんにもスポットを当てた映像があり、また帝劇の歴史の中では、ミュージカル以外のストレートプレイもたくさんあり、そちらの紹介もあった。すでに鬼籍に入った方もたくさんあり、懐かしい映像も貴重だった。 www.youtube.com この日の出演者は、こちら。 個人的には、松たか子さ…
開館した時に訪問して以来の建築館。 特別展がなかなかおもしろいというので、 行ってきました。 ものすごい暑い日、涼むのにもちょうどよき。 「金沢診断」とは、谷口吉郎らが独自の目線で 個性や風格や景観など都市の性格を問うもの だそう。 行われたのは、終戦後の高度経済成長期。 非戦災都市ゆえ、昔からの景色の保持と 近代化への立ち遅れにジレンマがあっての 「金沢診断」だったのではないでしょうか。 終戦後から決して順調ではない、苦しみながら まちがつくられていった過程が、 写真や当時の映像からよくわかりました。 建築館、どこを切り取っても絵になります。 《谷口吉郎・吉生記念金沢建築館》 金沢市寺町5-…
谷口吉郎氏設計のこの建物。 ずっと前から見学したくて、何度も前まで行って 「でもな、用事ないのに入っていいのかな…」と いつも引き返してましたが、 ある日思いきって入りました。 …感動。 折り鶴の照明や亀甲の壁、上に置かれた時計や 階段の意匠などなど、とにかく全てに感動…。 《金沢市西町教育研修館》 金沢市西町三番丁16 国登録有形文化財
冬の金沢を行く━其之弐━からの続き tokyosora.hatenablog.com 2日目。 この日は、午前中は2019年7月にオープンした谷口吉郎・吉生記念金沢建築館に行ってきました。谷口吉郎・吉生は共に建築家で、谷口吉郎が生まれたこの場所に建築館を建てました。谷口吉郎の代表作は、ホテルオークラ東京本館(ロビー・オーキッドルーム他)、旧近衛師団司令部庁舎(改修)、金沢市立玉川図書館(親子唯一の設計)、赤坂迎賓館和風別館などがあります。 tokyosora.hatenablog.com tokyosora.hatenablog.com tokyosora.hatenablog.com 谷口吉…
昨日に引き続き、東博のガイドツアー後編となります。 後編は、建物をガイドしていただきました。 ガイドしていただいたのは、本館・表慶館・東洋館の3つでした。 先ずは、表慶館です。 片山東熊による設計で、関東大震災にもびくともしなかった建物です。 片山東熊は、赤坂迎賓館を設計したことでも有名です。 そういえば、外壁のレリーフに同じようなものがありました。 先ずは、阿吽のライオン像です。 そして、バイオリンと般若のレリーフです。 次に本館です。 現在の本館の前は、ジョサイア・コンドルによる設計でしたが、関東大震災で被害を受けたため、銀座和光を設計した渡辺仁による設計が選ばれ、これをもとに宮内省で設計…
これまで、「一番好きな建築物は何ですか?」と聞かれたら、「酒田市にある土門拳記念館です。」と答えていたのですが、今後は、土門拳記念館と答えるか、鈴木大拙館と答えるか、とても悩みます。 今日、ご紹介させて頂くのは、金沢市にある鈴木大拙館。世界的な仏教哲学者・鈴木大拙(だいせつ)の考えに理解を深める文化施設です。設計は、建築家・谷口吉生氏。 建物は、展示だけではなく、来館者自らが、思索の場となることを目的としています。先日、ご紹介させて頂いた「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」での企画展は、「静けさの創造」がテーマとなっていましたが、この鈴木大拙館は、まさに「静けさの創造」を生み出している建築物です。…
金沢旅行の目的のひとつは、建築家・谷口吉郎(よしろう)氏、吉生(よしお)氏の設計した建築を見ることでした。谷口吉郎氏は、明治37年生まれ、金沢市出身の建築家です。東宮御所や帝国劇場の設計で知られています。谷口吉生氏は、吉郎氏の長男で、ニューヨーク近代美術館新館の設計などを手掛けている建築家です。そして、私が一番、好きな建築家でもあります。(谷口吉生氏の建築を見るため、豊田市や酒田市など全国を少しづつ巡っています。) 金沢市には、谷口親子がそれぞれ設計した建築や、共同で設計した建築が現存しています。それらの建築物をブログで少しづつご紹介させて頂きたいと思います。 まずは、谷口吉郎・吉生記念金沢建…