飯田線は国鉄時代旧型国電の宝庫で多くの鉄道ファンが訪れていた。私も何度か乗りに行った。どれほど他の路線では放逐されていってもここや身延線は残ったので旧型国電は不滅だ思えたほどである。しかし1983年だったが119系という新車が入線してついに旧型国電も終焉を迎えた。新性能電車が入るにしてもまず大都市圏に新車を投入してそこで余剰になった車両を回すというやり方をするかと思っていたのでいきなり新車というのには少し驚いた。国鉄もやる気になればそのくらいのことはできるのだなと思わせた。でもこの車両交代で飯田線への関心はやや薄れた。 その119系、正面はその頃からあちこちの形式で使われるようになったパンダ窓…