「隣の芝生は青い。」、という言葉がある。 豊後最北の国東地方と最南の佐伯地方、佐伯の人間にとって国東は気になる存在である。古来、豊後の南北の地にあって相互に交流する機会はほぼ絶無である。まるで民族が違うようなものである。筆者には生まれてこの方、そういう思いが強い。余談になるが、中学時代にテニスで県体に出場した事がある。試合相手が下毛郡からのチームであった。下毛郡は昔は豊前に属した。既にお互い大分県に属してはいたが何か不思議な感覚(違和感かもしれない)を覚えた記憶がある。今なら”大坂なおみ”は日本人なのか、といった感じかもしれぬ。国東もその豊前に同じ印象である。それ位、心情的にも物理的にも距離感…