詐病 今読んでいる貴志祐介さんの小説、『辻占(つじうら)の女』。 読みかけなのですが、主人公がうつ病です。 ネタバレありなので、ご注意を。 では。 主人公の女性は漫画家なのですが、今はスランプでうつ。 そんな状態の資産のある妻を、夫が陥れて、財産を奪って別れ、別の女性と良い思いをしようとします。 いろいろな裏切りに気づいた主人公が、逆に夫を罠にはめるのですが…。 ここで出てくるのが「詐病」。 病気ではないのに、病気であるように周囲や医者を騙すことです。 そうです。 精神疾患なら、出来てしまうことです。 幻聴を仕立て上げられて もう少し踏み込んで話してしまうと、夫は主人公に対して、「幻聴」が聞こ…