菅原文太主演、日本の時代劇映画である。 上州無宿の紋次郎は、雨の夜、宿を借りた。 相部屋となった左文治と共に夕飯をいただいていると、助っ人を依頼された。 二人は、一宿一飯の恩義に報い、義理を果たした。 紋次郎の腕が気に入った左文治は、彼を日野宿に誘った。 日中、紋次郎が竹藪で楊枝を削っていると、女が一人逃げてきて、彼に助けを求めた。 女が紋次郎の後ろに隠れ、追ってきた男たちは気づかずに去っていった。 その女・お夕は、その後も紋次郎に会いにきたが、彼は気を許すことはなかった。 貸元の井筒屋仙松が殺され、紋次郎は三宅島に流された。 流人の生活は厳しく、島抜けを試みる者もいる。 しかし、必ず捕まって…