Don't Look Now
幼い娘を亡くしたばかりのイギリス人考古学者のジョンは、妻ローラと共に仕事で水の都ヴェネツィアを訪れる。ローラは盲目の霊媒師と出会い、娘を亡くした事、その娘が赤いレインコートを着て夫婦の間で遊んでいると言われ、衝撃を受けてしまう。それから、夫妻の身辺では怪異が起こるようになる。
映像派ニコラス・ローグのオカルト・スリラー映画にして代表作。迷宮のような構成と印象的な色彩の映像で、観客を幻夢的空間にいざなう。ジュリー・クリスティとドナルド・サザーランドの長いセックス・シーンは映画史に残るものだが、本番と言われる場合があるが飽くまでも演技である。