1701年3月14日江戸城で幕府が朝廷の使者を接待していたこの日の朝、江戸城、本丸御殿の大広間から白書院へとつながる松の廊下にて、播州赤穂藩主・浅野内匠頭が、 高家・吉良上野介義央の背後にいきなり小さ刀で切りつけ重傷を負わせる事件が発生しました。 いわゆる松の廊下の刃傷事件です。 「浅野殿、殿中でござる 殿中でござる」 吉良に斬りかかる内匠頭を、その場にいた人が背後から取り押さえるシーンは、 忠臣蔵の芝居やドラマでおなじみです。 (3月14日朝発生) 江戸時代江戸には将軍がいる幕府、京都には天皇がいる朝廷がありました。 そして江戸幕府は毎年正月、朝廷に年賀の挨拶をしており、朝廷もその返礼として…