会社の目的 会社設立にあたってもっとも基本となるのは定款である。これは会社そのものを定義するルールのいちばんおおもとである。国の法律でいえば憲法のようなものと思えばイメージしやすい。 この定款をつくるにあたって、いちばん悩むのはやはり会社の目的だろう。この内容によって会社ができる事業活動が定義されるのである。 店主のような人事屋さんは「会社の目的」などというとすぐに、組織開発の視点から経営理念や社是を思い浮かべる。それはそれで非常に重要なのであるが、定款に定める目的も別な意味でとても重要だ。 よく「定款にはあとからなんでもできるように可能性のある事業はすべて盛り込むべし」なんて聞くことがあるが…