「起きなさい」 この言葉を何度も言われたり、言ったりする毎日― それが、起立性調節障害とともに生きる家族の現実かもしれません。 保護者にとっては、「学校へ行かせないと」「生活リズムを整えさせなければ」という思いで、必死に取り組んでいる最優先事項でしょう。 私もかつてはそうでした。 小学6年生で娘が診断されてから、毎日必死に起こしていました。 けれど、ある時から「起きなさい」と言うのをやめました。 寝ることを優先した診療方針 元々真面目で心配症の娘、不安からぐっすり眠れないことが多く、中学2年生の時に不安を和らげる薬と眠りやすくする薬を処方してもらいました。 そして「まずはしっかり寝ることに注力…