Ep.276 お店を訪れ、欲しい商品を手にとってお会計に行き、お金を払って入手する そんな、2歳児でもわかる社会のルールであり常識を日本で確立させた人物がいる。 三井高利(みついたかとし)である。 呉服屋の越後屋(えちごや)で豪商となった。後の三井グループの祖だ。 そんな彼の出身は松阪。 日本を代表する旧財閥•企業グループである「三井」の始まりは、三重県なのだ。 三井高利 (1622-1694) 江戸時代序盤。呉服を買うとは、それを売りにきた商人から買うことだった。彼らは邸宅や屋敷に品を揃えてやって来たので、武家も庶民もその中から選んだ。そしてその売値は、相手によって異なった。 一方で買い手に…