涼しくなったせいか、猫がベッドに寝にくる。 寂しがりやな性格もあるが、布団に潜り込むほど寒いわけではないので、枕元で寝る。 寝入るまでは、しっぽがパタパタしているのだが、まさしく私の顔を往復ビンタである。 寝たら寝たで、後ろ足をピーンとのばして、私の顔にグリグリ押し付ける。 チャンスとばかりに、肉球をプニプニすると、ジトーっとした目でこっちを見てきて、足をスッと引く。 もう少し寒くなると、布団の中に入ろうとするだろう。 少しは寝やすくなるかと思いきや、布団の中で足ピーンをしてくるので、ミゾオチを押されたりして、やはり寝付けない。 足の指を動かしていればじゃれついてくるし、布団から追い出すと、し…