「はしら」は、ホツマ世界観にとって大切な存在ですが、「みたけはしら(身丈柱・御丈柱)」と「なかはしら(中柱)」について考察します。 身丈柱は、人が亡くなった時に、その骸(おもむろ)を囲んで殯(もがり)の儀式を執り行い、埋葬した後に、故人の(骸の)身長に合わせて柱を切り出し、その後の霊祭(たままつり)の際に、依り代木(神籬・ひもろぎ*ただし「ひもろぎ」は日本書紀の用語であり、ヲシテ文献では未詳)・ご神体として祭る聖木をいいます。「たけはしら」とも「みはしら」とも表記されます。 『大御神 神言宣は "あわの数 経て喪を脱ぎて 政聞く 年めぐる日は 喪に一日 その身柱に 祭るべし"』26文 とあり …