秋のはじまり、空気が少し冷たくなり始めた頃、妻が入院した。 9月に20日間の入院を経て、いったんは家に戻ってきたものの、わずか1週間の在宅生活ののち、10月3日から再び病院のベッドに戻ることになった。 それから今日、12月20日まで、妻は病院で過ごしている。 季節は秋から冬へと移り変わり、街路樹の葉は落ち、朝の空気には白い息が混じるようになった。 12月11日には、急性期の大病院から、透析治療も可能な民間病院へ転院した。 そこが、今の妻の居場所だ。 長い入院生活の中で、妻の身体は少しずつ、静かに、けれど確実に動かなくなっていった。 11月の終わり頃には、寝返りを打つことすら難しくなり、今では食…