身体と心の状態、変化との対応関係あるいは影響関係。
身心平行説との比較が手がかりになるかもしれない。
岩波小事典心理学第3版に「身心平行説」の項目がある。それを引用すると、「精神の出来事と脳神経の過程との間には、タイプライターのキーと文字との関係、または外国文とその翻訳文のように平行関係があるが、身体が精神に、精神が身体に影響をあたえるような因果関係はないという考え、スピノザによって提唱され、フェヒナーの精神物理学の哲学的基礎となった。」
普通、身心相関という言葉で使用され、身心相関説という言い方はあまり聞かないが、身心相関説があるとすれば、それは身心平行説を否定するものだろう。