寺山修司原作、蜷川幸雄演出の舞台。
母を売る店で買い求められた女・撫子と、その義理の息子・身毒丸。2人の宿命的な禁断の愛を描いた問題作。
1995年 - 武田真治主演で初演
1997年 - オーディションで選ばれた当時15歳の藤原竜也を主役にしたロンドン、バービカン劇場での公演が大絶賛を浴び、翌年の凱旋公演でもその迫力を見せつけた。特に蜷川に見出された主演の藤原の演技は初舞台とは思えぬ存在感で、義理の母親を憎み、そして愛するという複雑な心理描写を体当たりで演じ、天才新人と話題を呼んだ。
2002年 - 『身毒丸 ファイナル』と題し、1月から3月まで全国で上演。藤原竜也と白石加代子による名コンビの最後の公演となる。