「平和と民主主義」を守るためには、国防力を強化しなければならない。 ドイツ首相の発言を心に刻むべきである。 「ドイツが冷戦後の外交・安全保障政策の大胆な転換に動いている。第2次大戦の反省もあり、ロシアとは対立よりも協力を優先してきたが、ロシアのウクライナ侵攻で警戒が急速に高まった。これまで米国に促されても拒んできた国防費の大幅な増額を決め、エネルギー調達でもロシア依存からの脱却を急ぐ。 『我々は今日、重要な一歩を踏み出した』。ランブレヒト独国防相は14日、最新鋭ステルス戦闘機F35を35機購入する計画を明らかにした。F35は米国との『核共有』の枠組みの中で、核爆弾を搭載する役割も担う。これまで…