国力の一つ。
軍事力とは国の外交カードのひとつであり、軍事力が突出しているからといって必ずしも国際社会で有利になる訳ではないが、軍事力を持たないこともまた国際社会では有利ではなく(とある国の現状を見るかぎり)むしろ不利に働く場面が多い。
要約すると;
「軍備ほど儲からないものはない。しかし、軍事力がなければ、もっと儲からない」(古代ギリシャの伝言)
出典:http://www.dupuy.jp/21century1.html
thoughtsandhealing.hatenablog.com 先日上記のような記事を書きました。その後、ロシア・ウクライナ情勢もイスラエル・パレスチナ情勢も好転している様子は見られません。このような国際情勢の中で、日本の政治的、軍事的立場はどうなっているのか、前回の最後に日米同盟について書きました。今までこの日米同盟によるアメリカの核の傘の下で安全を守ってきた日本ですが、ロシアのウクライナ侵攻、台湾統合への意欲を強める中国、北朝鮮によるたび重なる弾道ミサイル発射をはじめ、安全保障をめぐり厳しさを増す周辺環境によって、あるいはアメリカの意向によって、自民党はいつの間にか防衛費を大幅に増額し…
パワーバランスとは、力関係のことです。 国際政治においては、各国の軍事力や経済力などのバランスのこと。人間関係においては、個人間の支配と従属の度合いのこと。国際政治におけるパワーバランスは、戦争や紛争を防止するために重要な役割を果たします。各国が互いに牽制し合うことで、一方の国が過度に力を伸ばすことを抑制し、国際秩序を維持することができます。 人間関係におけるパワーバランスは、信頼や協力関係を築くために重要です。パワーバランスが崩れると、対立や不満が生じやすくなります。 パワーバランスは、常に変化しています。国際政治においては、技術革新や経済成長などにより、各国の力が変化します。人間関係におい…
ランチェスターの法則(Lanchester's Law)は、戦闘や競争における軍事力や勢力の相互作用をモデル化するために使用される数学的なモデルです。これは、フレデリック・ランチェスター(Frederick W. Lanchester)によって開発されました。 ランチェスターの法則は、戦闘や競争における軍事力の相互作用を説明する数式を提供します。この法則は、二つの基本的なモデルがあります。 Lanchester's Linear Law(ランチェスターの線形法則):ランチェスターの線形法則では、戦闘や競争において戦闘力(軍事力や勢力)の喪失率が相手勢力の規模に比例すると仮定します。つまり、相手…
2022/7/7に安倍晋三・元首相が凶弾に倒れて亡くなった。人の死をどう語るかで語った者の素養も知られてしまうのであまり書きたくもないのだが,政治家として撃たれたのではなく,個人的な恨みの妄想で撃たれたような状況に,筆者は残念さを感じているところである。 たまたま,衆人の目の前に出てくる選挙応援という機会を利用され,政治と関係のない理由で撃たれた。仮に犯人がアンチ自民党,アンチ安倍という政治思想によって犯行に及んだのなら,撃たれた側も納得がいくところがあるが,安倍氏の政治思想と関係のない理由で撃たれたことに,本人も納得いかないことだろう。しかし,ほかに被害者がゼロだったことは奇跡かもしれない。…
news.yahoo.co.jp
◯便利と自由 もっと便利になることともっと自由になることが、ずいぶんと違ってきているのを感じます。 スマホやSNSも、最初は家電などと同じように自分の生活を豊かにしてくれるものと思っていました。ところが、それは巨大IT企業の独占する利益になるばかりか、彼らにあらゆる情報を提供することになっています。彼らが情報操作する体制のなかに知らずに取り込まれているのです。もちろん、プライベートな情報もでしょう。 自由な意思表明をしようとすることが、昔よりもコントロールされ、見えないところで利用されるようになってきたということです。 それも、相手は、国家でなく、私的なオーナーのIT企業です。そこでは、寡占化…
Armed force. アームドフォース
にほんブログ村 独学ノート ・世界の軍事力 1 アメリカ 2 ロシア 3 中国 4 インド 5 日本 6 韓国 7 フランス 8 イギリス 9 パキスタン 10 ブラジル 11 イタリア 12 エジプト 13 トルコ 14 イラン 15 インドネシア 16 ドイツ 17 オーストラリア 18 イスラエル 19 スペイン 20 サウジアラビア 21 台湾 22 ウクライナ 23 カナダ 24 ポーランド 25 スウェーデン 26 南アフリカ 27 ギリシア 28 ベトナム 29 タイ 30 北朝鮮 31 アルジェリア 32 スイス 33 ノルウェー 34 イラク 35 ナイジェリア 36 アラブ…
今も元気で、爪研ぎしてるよ。 絵が得意だったけど、音楽も好きだっね! 「日本のルノアールになるんだ。」と言って、頚椎損傷の後遺症で不自由となった利き腕ででも、懸命に絵を描いていた姿を思い出しては会いたくなります。今では使われなくなった主人のいない古いアトリエですが、あなたが利用していたままに保存してありますよ。時々覗いては、まだいるんじゃないかという錯覚で幻影を見る気になる時があります。あなたの描いた数々の油絵は、今も大事に保管してありますよ。自分が毎日練習するシンセドラム部屋にもいっぱい飾ってあるので、いつも近くで笑っている気がします。そんなあなたは、音楽も大好きだったね。それも、歳の割には…
〈少年Nの手紙 №6〉 今日は最近学校で起こった、また僕が起こしたある事件についてお知らせします。 2月20日、昼休みに一つの「学校行事」が持たれました。それは、国公立の大学受験をする特別クラスの高3の先輩―特別クラスは国公立大学受験が半ば強制されており、ほぼ全員となる―を壇上に上げ、特別クラスの1・2年生の後輩が一高寮歌の「嗚呼玉杯に花うけて」を歌い、受験の戦場に向かう先輩を壮行する、という行事です。勿論、これも受験成績を上げんが為に、数年前に一高出身だという学校長Dが始めさせた行事です。1年生は、年明けからこの歌の練習に駆り出され、血を吐くような練習を強要されます。歌唱指導にあたるのは2年…
次期戦闘機の第三国への輸出解禁、政府が決定 安保政策の転換点 [岸田政権]:朝日新聞デジタル www.asahi.com 政府は26日午前の国家安全保障会議(NSC)で、武器輸出を制限している防衛装備移転三原則の運用指針を改定し、英国、イタリアと国際共同開発中の次期戦闘機の第三国への輸出を解禁した。「殺傷能力のある武器の最たるもの」(自民議員)と位置づけられる戦闘機の輸出解禁は、武器輸出を厳しく制限してきた日本の安全保障政策の大きな転換となる。 次期戦闘機の第三国への輸出解禁、政府が決定 安保政策の転換点 [岸田政権]:朝日新聞デジタル 政府与党自らが「殺傷能力のある武器の最たるもの」と位置づ…
軍事政権は存亡を賭けた戦いに突入する。 Anthony Davis Asia Times March 28, 2024ミャンマーの軍事バランスを劇的に崩した乾季が終わる前でさえ、2024年の残りから2025年にかけての紛争の大まかで深刻な輪郭は、すでに形作られつつある。ここ数カ月、国家行政評議会(SAC)軍が連鎖的に敗北を喫するなか、国境地帯の大部分は強力な少数民族軍の支配下に置かれた。しかし、これからの雨季とそれ以降の戦争は、ほぼ間違いなく、この国の人口の多いビルマ民族の中心地で激しさを増しながら繰り広げられ、まったく異なる戦いになるだろう。ネピドーの不安定な政権が政治的に崩壊するようなこと…
【A Scene】ラストメッセージ~海を渡ったナガサキの声 後編~ A Scene × Premium A × A stories 「Do you know Nagasaki?」 2023年11月、原爆投下国である米国で被爆体験を伝えるため、海を渡った長崎の被爆者たち。だが、講演を続けながら、被爆者の三田村静子さん(82)は悩んでいた。ある公立高校では、口からガムを出して伸ばしたり、携帯をいじったりする生徒の姿が目立った。質問や感想を募っても反応はない。ある晩、メンバーにその悩みをぶつけた。「思いが伝わっていないんじゃないか」 【プレミアムA】アメリカで聞くナガサキと原爆 アメリカの市民は原爆…
中部太平洋のビキニ環礁で行われた米国の水爆実験で、静岡県焼津市の遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」が被ばくしてから今月で、70年となった。 爆発の力は広島に投下された原爆の千倍以上で、大量の放射性物質を放出した。第五福竜丸の乗組員23人がはき気ややけどの症状を訴え、急性放射線症となった。無線長の男性がその半年後に死亡したのをはじめ、ほかの乗組員もがんなどで亡くなっている。ビキニ環礁周辺には当時、日本の漁船が千隻ほどいたとみられている。 爆発を伴う核実験を禁じる包括的核実験禁止条約(CTBT)は米国や中国、ロシアなどが批准せず、発効の見通しが立っていない。北朝鮮は2017年に爆発を伴う実験、米国は21…
これが故意に犯したのではない過失であり、とうてい避けることのできなかった不注意であり、けっきょく自然必然性という暴流に押し流されたのであると言って事実を糊塗し、この振舞に関する限り、自分には責任がないということを言明するためだ、 我々が、この第二類の人類を目ざして、彼等は人間の示す幾多の好実例から、ことさらに詭弁を弄してその徳を剥奪し、こうして徳を有名無実ならしめようとする意図を懐く者であると極めつけることはできない。 君は善き兵士、善き後見人、また公平な審判者であれ、もし君が、疑わしくまた不確実な事件の証人として召喚されることがあったならば、たとえファリスが君に偽れと命じ、山羊を牽き来りて偽…
占領軍はアル・カッサム指導者マルワン・イッサとガージ・アブ・タマアの暗殺を発表公開日:2024/03/26 (最終更新日:2024/03/26 21:00)ベツレヘム - イスラエル軍は今夜、ガザ地区におけるアル・カッサム旅団のリーダー、マルワン・イッサの暗殺を発表した。 イスラエル軍報道官は、ハマスの指導者マルワン・イッサを標的とした作戦は2週間前にヌセイラトキャンプで行われ、シン・ベットと調整されたと述べた。 同氏は、マルワン・イッサ氏はハマスの軍事部門のナンバー3であり、10月7日の攻撃計画者の一人であると付け加えた。 イスラエル軍報道官は続けて、「われわれはハマスの戦闘兵器担当官ガジ・…
【米国の思惑で日本が戦争させられる!】「防衛費増税」は「日本人の命」ともつながっている最悪のシナリオ~自民・維新と“米国戦争屋”防衛費増額=米国兵器購入の構図~ ■防衛費「どんぶり勘定」のヤバい現実…過去最高額を越えて「6兆円」の可能性も! そして、ミサイルの値段すら隠す防衛省 週刊現代 2022.09.01 https://gendai.media/articles/-/99288?page=1&imp=0 ~~~ ・防衛費が過去最大に! 防衛省は2023年度防衛費概算要求を省議決定した。 要求額は過去最大の5兆5947億円で、「防衛力を5年以内に抜本的に強化する」としているが、調達する兵器…
フランス大統領 エマニュエル・マクロン へ 2024-03-27:拝啓、シンクタンク「欧州外交評議会」は、ウクライナ戦争について、欧州の主要12カ国で実施した世論調査の結果を発表した。勝率は「1割」だ! 戦争の結末に関する予測では「ウクライナが勝つ」と回答したのは「1割」にとどまった。ウクライナは「白旗」を上げるべきだ! ローマ教皇はウクライナには「『白旗』を掲げる勇気」が必要だと述べて、ロシアとの停戦に向けた和平交渉を促した。 教皇の「白旗」発言は、質問者の言葉から拾ったもので、「敵対行為を停止し、交渉する勇気を持ってたどり着いた停戦を示す。降伏ではない」と説明した。 ゼレンスキー大統領はド…
バイデン大統領 へ! 2024-03-27: #欧州世論調査 #ウクライナ戦争 #勝率1割 シンクタンク「欧州外交評議会」は、ウクライナ戦争について、欧州の主要12カ国で実施した世論調査の結果を発表した。勝率は「1割」だ! 戦争の結末に関する予測では「ウクライナが勝つ」と回答したのは「1割」にとどまった。ウクライナは「白旗」を上げるべきだ! ローマ教皇はウクライナには「『白旗』を掲げる勇気」が必要だと述べて、ロシアとの停戦に向けた和平交渉を促した。 教皇の「白旗」発言は、質問者の言葉から拾ったもので、「敵対行為を停止し、交渉する勇気を持ってたどり着いた停戦を示す。降伏ではない」と説明した。 ゼ…
毎日毎日ガザの虐殺を投稿し続けている人達がロシアのクロッカステロに言及しないことに気づいてフォローしているアカウントをチェックしてみた。言及しないどころかウクライナ応援をわざわざ投稿している輩までいるではないか。 「パレスチナ人は殺されてはいけないけどロシア人がどうなろうが知ったこっちゃない」という非人道的な人達を消していったら綺麗に感情論者のみなさんはじき出されましたわ。残った「賢者」は全員パレスチナ応援、ロシア擁護、ウイグルジェノサイドはプロパガンダ、日本は相当ヤバい、という認識を持つ方々。だって、世界の構造を理解したらそれ以外の認識は持てないはずなので当たり前の話だけど。 「ウクライナを…
2022年発表の本書は、国税調査官出身のフリーライター大村大次郎氏の「世界の歴史・経済論」。もちろん世界を動かしている最大のものは、イデオロギーや宗教、軍事力ではなく「お金」である。その視点から、通常表には出てこない真実がいくつも紹介されている。 面白かったのは、タックスヘイヴン(TH)の黒幕。筆者はこれを英国(勢力)だという。最大の経済大国である米国は、同時にTHの最大の被害者なのだが、英国の老獪な政治力によってTH叩きを果たせずにいる。これはポンドが基軸通貨だった19世紀に英国が作った仕組みで、今でも生き延びている「裏金融社会」なのだ。これを含めて、国内取引中心のウォール街よりも、国際金融…
newsdig.tbs.co.jp 日本が国家として武器輸出について考える時に懸案すべきは、憲法前文の原理原則が全てである。 平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、安全と生存を保持する 全世界の国民が、恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならない 自国の主権を維持し、他国と対等関係に立つ 日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成する 長々と書いてあるが、要は平和の定義は今も未確定であり、国際社会を通じて達成するとしか書いてない。それでもそれは「崇高な理想」であるはずだし、その達成を求め国際社会に参加する事…
思想 2024年4月号 岩波書店 Amazon 諫早庸一「『14世紀の危機』の語り方:ヨーロッパ到来以前の黒死病」『思想』2024年4月、no. 1200、9–32ページ。 『思想』の特集「危機の世紀」から、14世紀の危機について論じた論考を読む。 非常に多くの情報を提供する論考である。しかし、その骨子は次のように要約できる。「13世紀世界システム」の崩壊は、黒死病によってもたらされたとは考えられない。なぜなら、システムは黒死病が現れたときにはすでに崩壊していたから。システムの崩壊の主要因はむしろモンゴル帝国の解体である。まず気候変動により、帝国の拡大は13世紀末に止まる。その後、帝国を構成す…
ランキング参加中【公式】2022年開設ブログ AP通信の記事にあるように「平和主義からの転換」「防衛産業育成」であることは間違いない。世界情勢の緊迫性、軍事緊張は否定しないけれど、その解消のために「軍事に軍事」、「力に力」という方針で解決できるとは思わない。威勢のいい掛け声に騙されてはならない。自民党と一緒に公明党も戦闘機の輸出解禁に道を開いた汚点は永遠に記憶に残るであろう。 www.47news.jp 戦闘機の輸出解禁、閣議決定 装備移転三原則の運用指針改定 次期戦闘機輸出解禁のポイント2024年03月26日 10時41分共同通信 政府は26日、英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機の第三国…