通称、軍艦島と呼ばれる、長崎県にある端島は、明治から昭和にかけて炭鉱の島として栄え、一時は東京なみの人口を抱えていました。 端島の炭鉱は、明治23年に元々の所有者から三菱に売却され、当初は納屋制度という劣悪な労働環境が残っていましたが、徐々にその制度は廃止され、三菱の直轄になってからは、日本初のRC鉄筋コンクリートの建物が建てられ、社宅が作られるなど、徐々に待遇も改善されていきました。 当時は日本だった朝鮮半島からも働きに来る人がいるなど、一時は、多くの島民でにぎわっていました。 世界遺産に登録され、問題があぶりだされた 今から66年前、昭和33年11月17日に放送された、NHKのドキュメンタ…