「遊郭」とは、平安時代から鎌倉時代にかけて発達した遊女屋を、江戸時代に幕府が都市政策の一環として集め、公認した特定地域のことです。そのため、江戸時代には芝居と並ぶ娯楽になりました。今回は、日本三大遊郭に数えられる「江戸吉原」「京都島原」「大坂新町」の歴史や特徴、現在の様子についてご紹介します。 ※画像はイメージです 最盛期の遊女は3,000人!江戸文化の中心地でもあった「江戸吉原」 ©️Alex Spatter / Shutterstock.com 1617年、庄司仁右衛門(しょうじじんえもん)という遊女屋の主人が江戸幕府から許可を得て、日本橋葺屋町の東側に開設したのが「江戸吉原」のはじまりで…