1 本書の概要 兼業農家のハウツー本です。 兼業農家の教科書 作者:田中康晃 同文舘出版 Amazon 著者の就農体験記が中心です。 体験に基づいて、後に続くみなさんに助言を与える。 そういう構成になっています。 著者は、サラリーマンから農家に転職した方です。 が、それだけではなく行政書士の仕事もしているのだとか。 なので、兼業農家というわけです。 この行政書士も農業専門なんだそうで、農業への思いの強さをひしひしと感じます。 さて、教科書というほどの知識とはどんなものなのでしょうか。 2 すき間産業 小さい経営体ほど競争はしない。 筆者はそういいます。 つまりは、競争したら負けるでしょう、とい…