日本の小説家。
1980年、山梨県笛吹市出身。千葉大学教育学部卒業。
2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞を受賞。2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞。
なお、ペンネームの"辻"の"しんにょう"は点二つ(綾辻行人に同じ)。小学校6年生の時に綾辻行人の「十角館の殺人」を読んで衝撃を受けて以来大ファンであると語っている。
コロナ禍でほとんどのクラブ活動が制限されていた2019年夏、茨城県の砂浦三高の天文部も夏の合宿が取りやめになった。また、何校かで行っていた、確認できた天体の数を競争するスターキャッチコンテストの開催も危ぶまれていたが、ネットでスターキャッチコンテストを知った理科部の中学生がコンタクしてきて、リモートでスターキャッチコンテストが開催されることに。 その他に参加するのは五島列島の天文台に集う高校生や、宇宙線を観測している高校生。皆、コロナ禍に抑圧されて何らかの葛藤を抱えていたりするが、自分たちで望遠鏡を作成し、星を掴まえることに熱中する。 マスク、消毒、ソーシャルディスタンスなど、コロナ禍のキーワ…
辻村深月さんの「傲慢と善良」を読みました。途中でピンときたのですが、最後まで 読むことが出来ました。朝井リョウさんも解説でも仰ってましたが、「私たちの身に起 きていることを極限まで解像度を高めて描写された恋愛小説」なんでしょうね。 気になったところを少し紹介させていただきます。 ■婚活がうまくいく人とうまくいかない人の差とは うまくいくのは、自分が欲しいものがちゃんとわかっている人です。自分の生活を 今後どうしていきたいかが見えている人、ビジョンのある人。 女性は特に、結婚の先に出産がありますから。ビジョンは明確であればいいでしょうね。 (略) 現代の結婚がうまくいかない理由は、『傲慢さと善良…
イエロートマトです。本日も彼女の読んだ本の感想を載せたいと思います。本書、彼女の感想を聞いて私も読み始めております。この物語が読みたくなる感覚を読者のあなた様に伝われば幸いです。 今回ご紹介するのは、辻村深月さんの『傲慢と善良』です。 手に取った経緯なんですが……。書店に行くたびに毎回目立つところに置いてあるし、しかもなんか帯に『人生で一番刺さった小説』と書いてあるではないですか!こりゃもう読むしかないと衝動買いしました。はい。辻村深月さんは『かがみの孤城』から知り、『嘘つきジェンガ』なども購入して読んでいた作家さんなので今回も期待を込めて読み始めました🌟 内容紹介↓婚約者・坂庭真実が姿を消し…
どうも、読書記録ノート代わりにブログを書いている、ゆかりごはんです。 この記事では、面白かった面白くなかったにかかわらず、とりあえず今週読了した小説を記録がてら軽くまとめようと思う。僕が今週読んだ小説は、以下の4作である。 『かがみの孤城』辻村深月 あなたを、助けたい。学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。生きづらさを感じているすべての…
「琥珀の夏」(辻村深月 著)を読みました。 辻村作品は何作か読んでいます。もちろんすべてを読んだわけではありませんが、辻村氏の“女子小説”は逸品だと思っています。女子は女の子という意味ではなく、女性の中にある女子部分という意味で、大人になっても老齢になっても残っているもの。愛しいものだけれど、他人を傷つけることも多い、子どものころから持っている特性のようなものです。 かつて、カルトだと批判を浴びた<ミライの学校>の敷地跡から、少女の白骨遺体が見つかった。ニュースを知った弁護士の法子は、胸騒ぎを覚える。埋められていたのはミカちゃんではないかーー。 小学生時代に参加した<ミライの学校>の夏合宿で出…
著者 辻村深月 長編 単行本 416ページ 発売日 2019/3/5 読み終えるのにかかった時間 5時間 婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」 引用:Amazon 借りる予定もなかった本ですが図書館をふらふらしていたら偶然目に留まりそういえば映画化になるんだっけと思って借りました。 正直自分にはあまりグッと来なかったというと反感を買いそうですが正直そんなところでした。。。 年齢的にちょっと違うのかなとかそれだけではないですが何でしょう。。。 なんとも言えない感じでした…
(この記事はプロモーションを含んでいます) 今回ご紹介するのは、芦田愛菜さんの「まなの本棚」です。 目次 ・基本情報 ・この本を読もうと思ったわけ ・この本で学んだこと ・まとめ 「まなの本棚」の基本情報 発売日 2019.07.18判型/頁4-6/240頁ISBN 9784093887007 運命の1冊に出逢うためのヒントに! 「本の出逢いは人との出逢いと同じ」 年間100冊以上も読み、本について語り出したら止まらない芦田愛菜が本当は教えたくない“秘密の約100冊”をご紹介。 世代を超えて全ての人が手に取ってみたくなる 考える力をつけたい親御さんと子供たちにも必読の書です。 Q 本の魅力にと…
辻村深月の短編集、『鍵のない夢を見る』を読んだ。 鍵のない夢を見る (文春文庫) 作者:辻村深月 文藝春秋 Amazon 主人公の女性たちの思考や行動に、全面的に共感できるわけではない。しかし、共感できるできないにかかわらず、彼女たちは確かに作品の中に生きている。彼女たちにリアリティが感じられるのは、その心の繊細な動きの一つ一つが丁寧に描かれているからだろうと思う。彼女たちは自分の心の動きに対して自覚的だ。それは作者の、人の内面に対する洞察力の鋭さから生まれてくるものなのだろう。 どの話も、決して後味の良い話ではないが、読むことによって、自分の中に一つの経験を加えることができたという充実感を覚…
『まなの本棚』という本を以前読んだことがあります。 その本は、芦田愛菜ちゃんが「自分の好きな本を紹介している本」です。 私は、芦田愛菜ちゃんが結構好きなので、「愛菜ちゃんが読んでいる本」って何なのか、そして「愛菜ちゃんのオススメ本」ってなんなのか、とても興味がわいたので読んでみました。 その愛菜ちゃんの好きな本の中に、小説『かがみの孤城』があり、辻村深月さんという小説家を知りました。 小説も面白かったですが、映画も、面白かったです。 小説を読まない我が子も、映画ならみるので、一緒に楽しむことができました^ - ^ 映画では、愛菜ちゃん、声優もやっていました😊 小説、あらすじ。↓ 学校での居場所…
辻村深月著・ポプラ社文庫。 上下巻で800頁弱と長編ですが、とても読みやすかった。ポプラ社って絵本やジュニア小説だけの出版社かと思ったら、こういうミステリも出しているんですね。初めて知りました。2022年に原恵一監督でアニメ映画化もされています。原監督は、 「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」(2001年) 「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦 」(2002年) 「河童のクゥと夏休み 」(2007年) 「カラフル 」(2010年) が特に好きで、先日金曜ロードショーでやっていたのを偶然みて、原作を読みたいと思ったところカミさんが持っていました。不登校の7…
2015年、『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』ドラマ化の裁判で、NHKが敗訴したことが話題になりました。そのとき色々と調べて、『やわらかい生活』事件やハリウッドの事情など、原作改変に関する情報を紹介しました。あれから9年ほどがたちますが、業界の問題点は残ったままで、最悪の事件まで起こってしまいました。今回改めて原作改変問題について調べなおし、『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』事件、『やわらかい生活』事件、原作改変問題全般、の3回に分けて、情報をまとめてみたいと思います。ただし、わたしは法律に関しては素人なので、そのことを念頭にお読みください。 事件の概要『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』事件とは、NHKが辻村深…
読書7.「かがみの孤城」上巻 辻村深月 ポプラ文庫 劇場アニメ版は視聴済み。記憶が薄れないうちにと思って、原作を読んでみたが、内容は、ほぼ一緒で、オチの部分は知っているから、それを踏まえたうえでの追体験になった。
昨夜は小説「この夏の星を見る」を参考図書とするBook Cafeを開催。今回は,本書執筆のきっかけとなった土浦第三高等学校の岡村典夫先生から話題提供いただきました。ナニコレ珍百景で放送されたこと,ナスミス式望遠鏡作成と生徒たちのストーリー,そして著者である辻村深月さんとの実際のやり取りなど,貴重すぎるお話を聞かせていただきました。驚いたのは,小説の内容と岡村先生が実践されていることが驚くほどリンクしている点です。例えば小説で取り上げられているスターキャッチコンテストも,実際に開催されています。開催していて感じた課題など,小説では語られなかった部分までお話を聞くことができ,大きな学びとなりました…
読書会に参加。参考図書は、辻村深月さんの「この夏の星を見る」。今回はこの本を執筆するきかっけとなった先生(岡村典夫先生)が参加。さらに、綿引先生のモデルにもなっているということを知り、貴重なお話を聞くことができました。 この本は、もちろん星の美しさもそうですが、コロナの時代をえがいた作品で、今やっと落ち着いてきたこともあって、当時を振りかえって、よかったことやわるかったことについて話してもらうきっかけになって欲しい・・・という願いもあるようです。 岡村先生は、とても気さくな方で、「楽しんでもらう」ことを大切にされていることがよくわかりました。何かをやるにも、目的とかは好きじゃない。確かに受験も…
今期のアニメも豊作ですね〜。ダンジョン飯もゆるキャンも大好きですが、最近の私のイチオシは「このすば」です。バカofバカ(褒め言葉)。なーんにも考えずにゲラゲラ笑えますwww ←今日のランキングは420位でした!昨日は5クリクックもありました!弊ブログにしては信じられないような快挙です。ありがとうございます!! 運動部門 痺れは良くも悪くもなりませんが、足の痛みは一進一退です。今日はちょっと悪いほう。ロキソニンが手放せない毎日です。 学習部門 問題演習90分 足が痛くて座れなった時点で勉強終了 ゴールデンウィークまでには2時間くらい続けて座れるようになるといいな 雑記部門 辻村深月さんの『凍りの…
ふらっと立ち寄った本屋でふっと気になって購入した短編集『優しい暴力の時代』がものすごくよかった。最初の「ミス・チョと亀と僕」の冒頭とラストがとても好き。優しく礼儀正しい暴力だから、あからさまに怒ったり、悲しんだりできない。でも、たしかに傷ついたことはわかる。波紋みたいな余韻が、じわりと残る。あと自分は、鉤括弧なしで表現される会話文が好きなので、文章というのか文体というのかがどんぴしゃ好みでそれもよかったです。 優しい暴力の時代の通販/チョン・イヒョン/斎藤 真理子 河出文庫 - 小説:honto本の通販ストア 優しい暴力の時代 (河出文庫 チ 9-1) 作者:チョン・イヒョン 河出書房新社 A…
傲慢と善良 (朝日文庫)作者:辻村 深月朝日新聞出版Amazon amazonでめちゃくちゃレビュー評価が高かったので読んだ。婚活・恋愛を題材とした小説で若干ミステリー要素も含んでいる話だった。婚活における選ぶ・選ばれるの関係において傲慢に行動する者、ただただ世間知らずで人の言うことを聞きすぎる善良な者が描かれている。 善良を自称する人も紐解いていくと強烈な自己愛を持つのはよくあるパターンで、映画や小説がよく題材にするテーマだけど、この小説はかなり丁寧に人物の心理描写が描かれているので読者の心をエグってくる。ただ悪く言えば説明的で全てが描写やセリフに書かれてある。このへんは作者が大衆向けにチュ…
辻村深月さんの「この夏の星を見る」を読みました。 2020年のコロナ禍での中高校生を舞台にした物語。緊急事態宣言で、休校やソーシャルディスタンスで、今まで当たり前だったことができなくなった。それは、学校生活において、行事であったり、部活動であったり。日常の「当たり前」がいかに尊かったのかということに気づき、中高生が悩んで、悔やんで。でも、遠く離れた生徒が「スターキャッチコンテスト」を通じて、繋がっていく・・・。 この物語は、確かに中高生が中心なのですが、その時その時で、先生たちが生徒を支える姿があり、とても素敵だなぁとも思いました。また、何を大切にするのか、世間体んなのか、子どもの未来なのか・…
ここ最近の私はとにかく一生懸命に、読書に勤しんでいます。読書家の方々なんかからしたら、それくらい普通じゃないのと思われるかも分かりませんが、これまでの私からすると最近は本当に’勤しむ’という言葉の通り、読書に”熱心につとめ励んで”います。 具体的にどのくらいの量を読んでいるのかというと、大体ひと月に10冊から15冊くらいのペースで読んでいます。元々昔から本を読むのは好きな方ではあったのですが、自分のこれまでの人生を振り返ってみても、これほどひたすら本を読む、という経験は初めてです。 本を読む理由はひとそれぞれだと思います。小説の世界観に没頭したいひと、自己啓発に取り組むひと、’読書している自分…
*この投稿は脱サラをする前にから転載したものです。 「子どものころの気持ちは、なるべく覚えておいてください」 辻村深月(作家) kotoba.dattsu.work
今更ながら、昨年読んだ本をまとめました よろしければ 漫画 『靴の向くまま(1)-(2)』 みやびあきの 講談社 『税金で買った本(1)』 原作 ずいの 漫画 系山冏 講談社 『月刊少女野崎くん(15)特装版』 椿いづみ スクエア・エニックス 『ばらかもん(1)-(3)』 ヨシノサツキ スクエア・エニックス 『ハクメイとミコチ(8)』 樫木祐人 KADOKAWA 『メンタル強め美女白川さん(1)』 獅子 KADOKAWA 『気になっている人が男じゃなかった(1)』 新井すみこ KADOKAWA 『きょうの猫村さん(1)-(3)』 ほしよりこ マガジンハウス 『喰う寝るふたり 住むふたり 続(4…
読書の記録も残そうと思いつつ、サボっていたので、この冬から春にかけて読んだ本(小説)を一挙公開。ごく簡単ですが、ご紹介します。 52ヘルツのクジラたち【特典付き】 (中公文庫) 作者:町田そのこ 中央公論新社 Amazon 52ヘルツ(仲間に聞こえない)で歌うクジラのように孤独を抱える人たちが出会い、変わっていく。虐げられ傷つけられてきた人たちの物語。 映画化でも話題ですが、事前情報で「俳優○○が~の役柄」って。本では結構読み進めてから「そうだったのか!」って感じだったのになぁ。先に言っちゃうの…? 本は面白かったです。 傲慢と善良 (朝日文庫) 作者:辻村 深月 朝日新聞出版 Amazon …
学校で居場所をなくしたこころは、あるとき自室の鏡が光っているのに気づく。鏡の中に入るとそこは城のような建物。同じ年代の子どもたちが7人集められ、「鍵」を探し「部屋」を見つけると願い事が叶うのだと言われる。7人はそれぞれに事情を抱え、かがみの中の世界にあつまるようになって…… これめちゃくちゃよかった。辻村深月やるじゃんいいじゃん。傲慢と善良がつまらんかったからあんまり期待しないで読んだけどめちゃくちゃよかった。ウォークマンとスラムダンクのくだりで分かったけど、それでも最後までぐいぐい読めた。最後はよかったねえ。泣いちまったよ。こころが少しずつ「他の選択肢もある」ことを実感したり、東城さんと話を…
明日はずっと楽しみにしていた、京都プチ旅行で狂言鑑賞の日でした…行けなくなりましたけども😭 いいお天気の日になりそうですね。 ←今日のランキングは、ナナナなんと!496位でした!!! 昨日は更新をサボったのに…どなたかワンクリックしてくださったようです。ほんとうにどうもありがとうございます😊 運動部門 右足の麻痺が少し減った気がする…でも痛みはまだ続いているので、ウォーキングは今日もお休み。 まだ1週間だもの。京都行き中止はシカタナス… 学習部門 打ちひしがれつつも、問題演習40分 明日はもうちょいがんばろう 雑記部門 辻村深月さんの『ハケンアニメ!』を読了した。 直木賞作家の描く『アニメ業界…