「クラユカバ」 レトロでガラクタでシュールな世界観が面白いのですが、もうちょっと落ち着いてストーリーテリングして演出しても良かったんじゃないかというほど展開が早い。カットが細かい上に、次々と漢字の名称が羅列されてくると頭が追いついていかなかった。シンプルなお話なので、かろうじてそういうことかとわかるのですが、もっと尺を伸ばしても良かったのかなと思います。でも、ごちゃごちゃした世界観とメカデザインがなかなか見ものでした。監督は塚原重義 扇町で探偵業を営む荘太郎のところに情報屋のサキがやってきて、先日の依頼の情報料が欲しいという。ある日、稲荷坂から、近頃、この辺りでは集団失踪が相次いでいて、失踪し…