世界の歴史における時代区分の一つで、近世よりも後で、現代よりも前の時代を指す。日本語の「近代」は、元々は英語の「modern」、ドイツ語の「Neuzeit」の訳語として考案された漢語である。時代区分としての近代を象徴するものは、ウエストファリア条約による主権国家体制の成立、市民革命による市民社会の成立、産業革命による資本主義の発達、ナポレオン戦争による国民国家の形成など、16世紀以降のヨーロッパで誕生し、現代世界を特徴付けている社会のあり方である。
金曜日は京都今出川大宮近くの富久田治彦先生のレッスンでした。 バロック縛りのコンサートに出るためにパウエル木管頭部管をパウエル金属のフルートに差し込んでレッスンでした。 曲はマラン・マレの組曲Gdurです。「これいい音ですね~。」と先生木管頭部管の音をお気に召したようです。 レッスン最後には「音質変化してるし、いいですね。もうずっとこれでやってもいいですね。」だって! 帰りに出町柳商店街に寄りました。 「どこで食べようか?」と迷いなごらこのお店のレシピを読んでいたら、若い女性が自転車を停めて「ここ、おいしいですよ。おすすめです。」 字が小さくて読めなかったのですが…。 このお店の人かと思って見…
揺曳する時の感性――小林秀雄とベルクソンの時間観に寄せて 宗像多紀理 小林秀雄が生涯を通じて見つめ続けた「美」と「真実」の探究において、時間という観念は決して副次的なものではなかった。彼の批評文の底流には常に、対象のうちに潜む「時の気配」をすくい取ろうとする感受性が宿っており、そうした姿勢はしばしばベルクソンの時間論と共鳴し合うものであった。本稿では、ベルクソンが『時間と自由』において提示した「持続(durée)」という独自の時間観に寄せつつ、小林秀雄の批評における時間の表象とその美学的含意とを照射する。 ベルクソンは、時計の刻む均質な時間とは異なる、連続的かつ質的な「持続」の時間を提唱した。…
A. 楽器は、空気、弦、膜、楽器そのもののどれかの振動を元として用いています。それぞれ、気鳴楽器、弦鳴楽器、膜鳴楽器、体鳴楽器と分けられます。 近代になり電鳴楽器というものが出てきました。電気、電子での音源です。 声に近いのは、ダブルリードのオーボエで、これは気鳴楽器です。
【第一次世界大戦前夜】 ナポレオン戦争以後、用兵面ではジョミニの思想の影響が大きかったものの、火力の発達からジョミニ的な戦術の限界が見受けられるようになってきた。 そのような状態の中、ジョミニを筆頭とする旧来の原則にとらわれることなく、戦略を臨機応変の体系と定義し、時代の変化や技術の進歩に合わせて適切な統帥術や用兵術を編み出したのがドイツのモルトケであり、『高級指揮官に与える教令』の中に彼独自の「委任戦術(訓令戦術)」などに関する優れた記述が残されている。普墺戦争や普仏戦争での輝かしい勝利によって名声を獲得し、時代の寵児となったモルトケであったが、普仏戦争での経験から将来のヨーロッパにおける戦…
【フランス革命前夜】 七年戦争の勝利がプロイセンに栄光をもたらしたように、七年戦争で敗北を味わったフランスでは様々な新思想が登場することになる。それこそが、後のフランス革命後の諸戦争で新生フランス軍が各国を席巻する下地となっていたのはあまり知られていない。 その最も代表的な著作と言われているのが、フランスのギベールによる『戦術一般論』である。この著作の中では国民軍の創設など、後のフランス軍だけでなく近代的軍隊に影響を与えたような先進的な考えも含まれていたが、革命前の保守的なフランス軍内で受け入れられることはなかった。 そのようなギベールの批判者の中でも、軍事思想上で重要な役割を果たした人物がい…
A.論理的思考でいうのなら、理系男子、文系男子か理系女子、文系女子の順番かもしれません。これは優れている順番というよりは、実験で証明していくような技術ベースの世界に接してきた経験であり、そのほうが性に合うかどうかです。いわゆる近代の科学文明の教育で伝えられてきたことに対応できた程度に過ぎないわけです。
「諸君らはクラウゼヴィッツをよく知っているが、戦争経済というものをご存じない」とヒトラーが言ったとか。一説では将軍たちを煙に巻くために、「戦争経済」という言葉をヒトラーが造語したというのもどこかで読んだ気がします。実際は存在する言葉のようです。 ゲームとしては、SPIの「第一次世界大戦」(ダニガンデザイン)やタクテクス/GJの「ドイッチュラント・ウンターゲルト」(高梨デザイン)などが戦争経済をシステムのベースにしていたりして、「戦争経済」には興味があったのです。そこで、本書を読んでみました。 とはいえ、経済と言っても、人や資源といったリソースに関する本ではありません。上記のゲームはどちらかと言…
田舎/共同体から都市/社会への移動と価値観の変化 生まれ持った環境の価値観と人間の精神 生まれ故郷の価値観と、新しい都市の価値観 引き剥がされる生得環境的価値観 気になったら読んで欲しい本 ウィリアムズ『田舎と都市』 フロイト『精神分析学入門』 ローレンツ『ソロモンの指輪』 ローレンツ『動物行動学』 『エッダ』 神島二郎『近代日本の精神構造』 パーク他『都市』 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/2019/12/20/190034 田舎/共同体から都市/社会への移動と価値観の変化 人間が田舎/共同体から都市/社会へと移動するとどのようなことが起こるで…
ニーチェ哲学の中にアモール・ファティという思想があります。 これは簡単に言うと、どんな苦しい出来事でも自分の運命として受け入れ、愛するべきだという考え方です。Noh Jesuはこのアモール・ファティを日本文明の中に見出し、最近そのことについて語っています。 私たち日本人は、普通に生きていれば自分の国の歴史を正しく知ることはなかなかありません。学校の歴史の授業で使われている教科書は、他の時代のことは何ページにもわたって書かれているのに、近代になったとたんに数ページで終わっているなど、意図的に知らされないようになっているからです。 有識者の間では第二次世界大戦以降、日本はアメリカによって骨抜きにさ…
こんにちは、ズンダです。 NOTEに「優生学と弱者男性」と題した文章を上げました。 note.com 恋愛は優生思想である、という考えを基にした文です。 この考えは私ズンダが創発したものではありません。 明治時代からありました。 いや、遡れば優生思想のような考えは有史以来、いくらでもありました。 進化心理学によれば、人は誰かと恋愛したり結婚したりする際、無意識的に相手の遺伝子に惹かれているといわれています。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentSc…