世界の歴史における時代区分の一つで、近世よりも後で、現代よりも前の時代を指す。日本語の「近代」は、元々は英語の「modern」、ドイツ語の「Neuzeit」の訳語として考案された漢語である。時代区分としての近代を象徴するものは、ウエストファリア条約による主権国家体制の成立、市民革命による市民社会の成立、産業革命による資本主義の発達、ナポレオン戦争による国民国家の形成など、16世紀以降のヨーロッパで誕生し、現代世界を特徴付けている社会のあり方である。
【レビュー】デパートの誕生|日本の近代消費文化を変えた革新の歴史 『デパートの誕生』とは? 『デパートの誕生』は、日本における百貨店文化の始まりと発展を描いた一冊です。明治から昭和にかけて、買い物が「娯楽」へと変わっていく過程を、社会背景や経済の変化とともに丁寧に解説しています。単なる商業史ではなく、生活文化の進化を読み解く視点が魅力です。 商品の特徴 ● 百貨店の歴史を体系的に解説 三越・松坂屋・高島屋など、主要デパートの誕生と競争の歴史を網羅。時代ごとの経済・文化の変化を背景に、消費社会の形成をわかりやすく説明しています。 ● 当時の広告・店舗デザインにも注目 写真や資料を交えながら、デパ…
世界中で哲学への関心が高まっているのは、単なる流行ではありません。深刻な危機に直面した人々が、その揺らぎに応答しようとしている結果です。危機そのものも、哲学からの応答も、私たちはもっと深く受け止める必要があります。 「未来への大分岐」(マルクス・ガブリエル)、226頁これはマルクス・ガブリエルが繰り返し強調してきたメッセージでもあります。 彼の核心は明快です。 危機は哲学を必要とする。 哲学は危機を乗り越えるための「意味の再構築」を提供する。 だからこそ、哲学への関心が高まっているのは偶然ではないのです。 1. 「意味の再構築」とは何か 危機が起きると、私たちが当然だと思っていた前提が揺らぎま…
おはようございます。 読書がライフワークになっている 医療業界のコンサルタント ジーネット株式会社の小野勝広です。 小説を読む意義は 単なる娯楽にとどまらないと思います。 むしろ「他者の人生を生きる」ことが 想像上でもできるという点に 大きな価値があると考えています。 私にとっての読書は 「勉強」とか「知識を得る」ことを 目的とすることが多いのですが、 合間合間に小説を読むことを 自分に課しているつもりです。 自分とは異なる時代や 環境、性別、価値観の人々の視点に立つことで、 視野が広がり、共感力が育まれますもんね。 これは仕事や人間関係においても 大きな武器となる 「想像力」や「理解力」に直…
こんばんは 7月に入る全国各地で甲子園の予選が開始されましたね。 本当に日中はとんでもなく暑いので、熱中症には本当気をつけましょう。 トーナメント方式だから緊張感で熱中症になるやすくなるのですね。これがまた・・ ロリポップ! さて、今回書評していくのは「華族たちの近代 (中公文庫)」について 華族たちの近代 (中公文庫 あ 54-3) 作者:浅見 雅男 中央公論新社 Amazon メルカリ px.a8.net 日本では一応全員が平等という建前ですが、まあそんなことはなくて「平等ではないがゆえの俺の力を知っているな」とルルーシュが言っていましたね。昔の身分に士農工商と言う言葉があったように、昔「…
金曜日は京都今出川大宮近くの富久田治彦先生のレッスンでした。 バロック縛りのコンサートに出るためにパウエル木管頭部管をパウエル金属のフルートに差し込んでレッスンでした。 曲はマラン・マレの組曲Gdurです。「これいい音ですね~。」と先生木管頭部管の音をお気に召したようです。 レッスン最後には「音質変化してるし、いいですね。もうずっとこれでやってもいいですね。」だって! 帰りに出町柳商店街に寄りました。 「どこで食べようか?」と迷いなごらこのお店のレシピを読んでいたら、若い女性が自転車を停めて「ここ、おいしいですよ。おすすめです。」 字が小さくて読めなかったのですが…。 このお店の人かと思って見…
揺曳する時の感性――小林秀雄とベルクソンの時間観に寄せて 宗像多紀理 小林秀雄が生涯を通じて見つめ続けた「美」と「真実」の探究において、時間という観念は決して副次的なものではなかった。彼の批評文の底流には常に、対象のうちに潜む「時の気配」をすくい取ろうとする感受性が宿っており、そうした姿勢はしばしばベルクソンの時間論と共鳴し合うものであった。本稿では、ベルクソンが『時間と自由』において提示した「持続(durée)」という独自の時間観に寄せつつ、小林秀雄の批評における時間の表象とその美学的含意とを照射する。 ベルクソンは、時計の刻む均質な時間とは異なる、連続的かつ質的な「持続」の時間を提唱した。…
A. 楽器は、空気、弦、膜、楽器そのもののどれかの振動を元として用いています。それぞれ、気鳴楽器、弦鳴楽器、膜鳴楽器、体鳴楽器と分けられます。 近代になり電鳴楽器というものが出てきました。電気、電子での音源です。 声に近いのは、ダブルリードのオーボエで、これは気鳴楽器です。
2007年11月20日 講談社現代新書 【見えない歴史】1965年まで、日本人はキツネに化かされていた。なぜか? かつては私たちの周りには“ヒトを化かす”たくさんの動物がいました。たとえばキツネ、タヌキ、ムジナ、イタチ……。そのような動物たちがヒトを化かすのは不思議でもなんでもなく、“普通の出来事”として語られていました。 内山さんよると1965年頃を境にして日本の社会から「キツネにだまされたという話が発生しなくなった」そうです。なぜこのようなことが起きたのか、それはなにを意味しているのかを問いかけたのがこの本です。 「なぜ一九六五年以降、人はキツネにだまされなくなったと思うか」と多くの人に訪…
【第一次世界大戦前夜】 ナポレオン戦争以後、用兵面ではジョミニの思想の影響が大きかったものの、火力の発達からジョミニ的な戦術の限界が見受けられるようになってきた。 そのような状態の中、ジョミニを筆頭とする旧来の原則にとらわれることなく、戦略を臨機応変の体系と定義し、時代の変化や技術の進歩に合わせて適切な統帥術や用兵術を編み出したのがドイツのモルトケであり、『高級指揮官に与える教令』の中に彼独自の「委任戦術(訓令戦術)」などに関する優れた記述が残されている。普墺戦争や普仏戦争での輝かしい勝利によって名声を獲得し、時代の寵児となったモルトケであったが、普仏戦争での経験から将来のヨーロッパにおける戦…
【フランス革命前夜】 七年戦争の勝利がプロイセンに栄光をもたらしたように、七年戦争で敗北を味わったフランスでは様々な新思想が登場することになる。それこそが、後のフランス革命後の諸戦争で新生フランス軍が各国を席巻する下地となっていたのはあまり知られていない。 その最も代表的な著作と言われているのが、フランスのギベールによる『戦術一般論』である。この著作の中では国民軍の創設など、後のフランス軍だけでなく近代的軍隊に影響を与えたような先進的な考えも含まれていたが、革命前の保守的なフランス軍内で受け入れられることはなかった。 そのようなギベールの批判者の中でも、軍事思想上で重要な役割を果たした人物がい…