塘路湖にある駅逓所、釧路集治監、標茶町博物館を見学してきたので、備忘録として所感などを記しておくこととする。 駅逓所 塘路駅逓所近世において蝦夷地に和人が進出したが、それは沿岸部に限ってのことであった。近代に入り、和人たちは内陸部に入植していったが、交通は不便であった。それ故、北海道において交通インフラの一種として設置されたのが駅逓所であり、一定の距離ごとに馬と人夫を用意しリレー方式で継立していった。駅逓所は地域の有力者に委託される場合が多く、宿泊施設を兼ねると共に地域のコミュニティとしての役割も果たした。現在の塘路駅逓所は移築されたものであり、本来は水運に便利な塘路湖のほとりにあり、漁業を指…
道東と言うと釧路管内・根室管内・オホーツク管内を連想する人が多いだろう。 だが「道東3管内博物館施設等連絡協議会」を構成するのはオホーツクではなく十勝なのだ。 そのためオホーツク管内の方が地理的には近いのだが、実情は疎くなりがちであった。 そんなわけで今回はオホーツク管内の博物館として美幌町と北見市の文化施設を見学して来た。 これは備忘録程度の雑感的なメモである。 【目次】 美幌博物館 北見圏北見文化センター 北見工業大学 ハッカ記念館 美幌博物館 美幌峠観光これは中の人が撮影した美幌峠からの屈斜路湖の中島の眺望 展示構成 常設展示は3つの展示室から構成されており、第1展示室「川とともに」、第…