三重・伊勢神宮の日本国旗(写真:丸井 乙生) 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で、東京五輪とともにパラリンピックも1年延期となった。 1960年に第1回パラリンピックがスタートして以来の非常事態だが、こんな時こそ偉大なる先人たちの活躍を知り、未来に目を向けるべきではないだろうか。 64年東京大会に出場した日本のレジェンドたちを紹介する。 第3回は車いすバスケやアーチェリーなど全6種目に出場した近藤秀夫氏。 炭鉱事故で脊髄損傷 竹の弓矢とアーチェリー 日本のバリアフリー化に尽力 // 炭鉱事故で脊髄損傷 2歳で実母を亡くし、12歳の時に父親を結核で亡くした近藤氏は、福岡県田川市の炭鉱で…