《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info 711系にはこれ以外にもいくつかの特徴があります。本州以南で運用された車両の多くは、客室の即窓は開口部が大きく、上下段ともに上昇または上段下降下段上昇のアルミサッシの窓が設けられました。しかし、この開口部が大きい窓では、冬になると凍てつくような風が車内に漏れ入ってきてしまい、暖房効果が奪われてしまいます。そこで、711系は幅1,080mm、縦680mmという小ぶりの1枚窓にしました。そして、この窓は二重窓として、外気の侵入を防いでいたのです。 もう一つは、登場時には備え付けられていませんでしたが、第三次車では前部標識…