かえでともみじ 秋の黄紅葉の代表格として美しいカエデとモミジですが、「どこが違うか?」と問われたら、ちょっと返答にとまどうのではないでしょうか。 手もとの本などで調べてみると、カエデもモミジも本来はカエデ科カエデ属の樹木(属名はラテン名Acer=アーケル)で、日本でも古来どちらも「かへるで」と呼ばれていたそうです。葉が蛙の手のかたちをしているところからそう呼ばれたらしくて、それが「かえで」に変化したということのようです。 一方、紅葉(もみじ)は一般に紅葉のことを「もみぢ」「もみぢする」と言ったのですが、その中でもとくに色づきの鮮やかなイロハカエデや、山モミジ、大モミジなどを紅葉樹の代表として、…