ビジョン無き労働集約産業の限界 日本はかつて世界1位で・・、世界第二位の経済大国で・・、という話はよく聞く。 ではその時に日本は世界で1番か、2番目に幸せな国だったかと問われるとNOだろう。 造船業もかつては日本を支える産業だった。後に韓国、中国との規模の競争に敗れ没落が始まる。技術をウリにしたLNG船もすぐに追いつかれ、クルーズ船は失敗、資源調査などの特殊船は欧州にはかなわない。半導体と同じく衰退する日本の象徴と捉えられてきた。 追い詰められた結果、ある程度集約されたが、低収益構造に変わりはない。国内では官公需への依存は変わらず、海外の官公需向け輸出実績はODA(お得意の税金ばらまき)のみで…