大島真寿美『うまれたての星』集英社を読了。 少女向けのマンガ誌「週刊デイジー」と「別冊デイジー」。その編集部を舞台にした1969年から1973年までの物語。 まだ少女マンガは市民権を得ておらず、編集者本人たちも子ども向けのものと考えていた。そこに、若き才能あるマンガ家たちが続々と誕生し、きら星のごとき作品を次々と生み出していく。それは、編集者たちの理解を超えた作品群であり、古い観念にとらわれた編集者たちを振り回していく。 マンガ家を担当する編集者たちは、全員が男性だった。マンガ家の担当は女性には無理だと、これまた古い価値観にとらわれていた。女性は結婚して退職するというのが当たり前のように思われ…