多くの企業で本業以外の仕事を解禁するようになったので、最近は「副業」や「兼業」とかの言葉をよく聞く。だがそれ以前より、所得の低い人はダブルワークとか場合によってはトリプルワークとかせざるを得なかった。兼業解禁は、「うちの会社は給料上げませんよ。経済的に余裕がなけりゃ自分で稼いでね」と言っているようにも聞こえる。人民公社時代の中国のように「自力更生」のスローガンが聞こえるかのよう。 私のようにメンタルを病んでいる人間にとって、労働から解放される時間がどれほど大切か、身をもって知っている。本来労働から解放される時間までも別の労働に充てなければならないとなれば、まさに生死にかかわる問題だ。 もし副業…