夏休みに読んだ本です。 ドンキホーテと言えば、バッタものを売っている怪しいディスカウント店という昔の印象しかなかったのですが、いつのまにやらすでに流通業界では第3位の規模、二兆円を超える売り上げ、と聞いて驚き。いったい全体何が起きているのだろうと思いこの本を読んだのですが、なるほど読めば納得、そこには独自の経営がありました。 高度成長期の小売業といえば、ダイエーなどの大手スーパーに代表されるように、マス顧客をターゲットに、定番品を効率よく大量に販売することによって価格競争力をつけることが勝ちパターンでしたし、そのために、本部のコントロールによる標準的なオペレーションを行う店をチェーン化し、規模…