今回は,「5. ヴィゴツキーに見る概念形成」の2回目です. 前回述べたことは,授業では自己中心的言語(呟き)や内言による思考を取り入れた学習行動を授業の展開に盛り込むことが重要であることを述べました. ところが,これは私の勤務した佐賀県内の学校でのことですが,そのような学習行動が指導案の展開に盛り込まれた授業をほとんど見たことはありません.とにかく,最初から最後まで児童や生徒が発話する授業ばかりで,それが良い授業と考えられていました.また,一昔前の教育学部の授業では,ピアジェは学んだがヴィゴツキーはやらなかったとおっしゃる先生も多く見受けられました. 教育界のような権威主義的社会では,〇〇長,…