算法少女 (ちくま学芸文庫) 作者:遠藤 寛子 筑摩書房 Amazon 女の子が算法をできますと、算法少女ではどうでしょうか。 江戸中期安永、実際にいた少女と実際にあった本のタイトル。 算額奉納、算法がこんなに上手になりました、ありがとうございます、の意。数式が載った額を神社に奉納する。でも、だいたい知識ひけらかすためだったらしい。 算法のまちがいについては勘違いで済ませようとしたけど、父と上方を馬鹿にされたら侍にも物申すあき。 天元術、代数の方程式を建てるようなもの。算木という計算器を使う。 俳句の宗匠、谷素外、あきの父、千葉桃三の友人。俳句はただ思ったことを十七文字にすればいいだけ。 壺中…