今日も今日とて、社用車で外回りである。 台風だろうが、大雪だろうが、矢が降ろうが、ミサイルが降ろうが、サラリーマンは走り回らねばならぬらしい。逆に何が降れば休めるのか問いたい。 ニュースキャスターは心配そうな顔をしながら、「安全にご注意ください!」なんて言う。そんなに危ないなら君も家にいたほうがいい。そのニュースを放映するためにも、多くの人が君の言う危ない場所に出勤しにいくのだから。 巡り巡って、私が出勤する羽目になってるのにも、君は加担しているわけだよ。わかっているのかね? なんて嫌味なことを言いたくなるほど、台風ってのは気持ちが沈む。 雨で煙る路面に、乱反射するヘッドライト。ぎらぎらと光る…