邪宗門という喫茶店に初めて入った。この喫茶店の中は外から見ることはできず壊れそうなくらい古いドアの小さな羽目ガラスからボンヤリとオレンジ色の薄明かりが見える。ある日は15時以降の営業です、という張り紙があったり、本日はフードがありません、という張り紙であったり、営業がかなりランダムな感じなのが、もしかしたら店主は怖い人なのかも知れないと感じさせられる。その割に若い人たちが並んでいることが稀にある。週に2回ぐらいこの喫茶店の前を通っているのでついつい怖いもの見たさの好奇心が湧いてくる。 きのう邪宗門に行ったばかりだという友人とタイミングが合ってお茶をする事ができた。いきなり何も知らずに入るよりも…