京極夏彦の妖怪シリーズ(京極堂シリーズ)第8作。2006年9月26日発売。 2005年8月、シリーズ版元の講談社が「9月22日発売」との予告を発表したが、直後に著者本人がサイトでこの情報を否定したという経緯があった。 発売時の企画として、作品の舞台「大磯・平塚」地区限定の特装版が販売されている。
邪魅の雫 (講談社ノベルス)
邪魅の雫 大磯・平塚地域限定特装版 (講談社ノベルス)
文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫 き 39-13) 作者:京極 夏彦 講談社 Amazon 【あらすじ&ひとりごと】 今回は、京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズ第9弾『邪魅の雫』 今作も相変わらず、尋常ではない分厚さ、文庫本1300頁超え。でも「京極堂」の難解な蘊蓄が他よりも少なかったような気がしますね。 探偵・榎木津礼二郎の縁談が何者かの手によって、次々と妨害され破談となる。 榎木津の親類である今出川から依頼を受けた探偵見習・元刑事の益田が、榎木津には内緒で調べ始める。 そのころ、江戸川と大磯で毒殺された死体が相次いで発見される。 小松川署の青木は、独自に事件の糸口を追い、「京極堂」からかつての陸…
江戸川、大磯で発見された毒殺死体。2つの事件に繋がりはないのか。小松川署に勤務する青木は、独自の調査を始めた。一方、元刑事の益田は、榎木津礼二郎と毒殺事件の被害者との関係を、榎木津の従兄弟・今出川から知らされる。警察の捜査が難航する中、ついにあの男が立ちあがる。百鬼夜行シリーズ第9弾。(紹介文引用) 今作は、探偵榎木津礼二郎にお見合い話が持ち上がった所から話が始まる。だが、何故か、三件の見合いの相手先から次々に断りの連絡がある。それで、その件を探偵見習いの増田君に榎木津礼二郎の親戚の今出川氏が調査するように依頼する所から話が動き始める。でも、当人の榎さんは、全然知らぬ感じで、お話でも一向に出て…
こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、越年継続中です。 京極堂(中禅寺秋彦)モノは、スピンアウトを含めて残り数冊。 それを終えると、やっと2023年刊行の「鵼の碑」を手にすることができます。 (勝手に自分で決めているだけですが…) 「邪魅の雫」は2006年9月26日に第一刷発行。 時期的に僕は家族と山口県に住んでいた頃ですね。 山口県にあった書店をいくつか覚えています。 山口市内にあった書店は、いくつか無くなってしまいましたね。 で、この「邪魅の雫」もまた、「探偵」の小説です。 このシリーズに登場する唯一無二の探偵榎木津礼二郎。 その「探偵」との縁談話が持ち上がった女性たちが巻き込まれる出来…
京極堂、榎木津が相変わらずカッコよい。 難しいので登場人物と相関関係をメモして読んだ。それでやっと理解できる感じ。 あと重い。京極本はみんなそうだけど、寝て読むにはふさわしくない。手も腕も疲れる。 最後の榎木津のセリフいいな。「ばかやろう」。色んな思い、こと、まとめてばかやろう、なんだろうな。 Amazon.co.jp: 文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫) : 京極 夏彦: 本
いやあ、正直な話、本当に出るとはもう思っていなかったので、すごくびっくりしました。 何がって、京極夏彦著『鵼の碑』。 氏の「百鬼夜行」シリーズの、17年ぶりの本編、長編小説。 数日前、9月14日の木曜日。書店に入った私の目の前で、平台に山積みになっている最新刊を見て(すごく分厚いので、数冊だけでも「山」になってしまうのがスゴイところ)、驚きのあまり「うわあ本当に出たんだ……」と思わず呟いてしまった私。 最近とみに世の中の情報に疎くなっている私は、事前情報や前知識が一切ないままいきなり現物と対面したので、ここ数年来味わったことのない「嬉しい驚き」を久しぶりに体験したのでした(笑)。 鵼の碑 (講…
こんばんは、紫栞です。 ファンが待ち望み続けていた京極夏彦さんの【百鬼夜行シリーズ】(京極堂シリーズ)本編長編新作『鵼の碑』の発売が、いよいよ本当に近づいてまいりました。 鵼の碑 posted with ヨメレバ 京極 夏彦 講談社 2023年09月14日 楽天ブックスで探す 楽天koboで探す Amazonで探す Kindleで探す 鵼の碑 posted with ヨメレバ 京極 夏彦 講談社 2023年09月14日 楽天ブックスで探す 楽天koboで探す Amazonで探す Kindleで探す とはいえ、なんせ17年ぶりで【百鬼夜行シリーズ】は“超絶ミステリ”と呼ばれる世界観もページ数も規…
京極夏彦さんによる『百鬼夜行シリーズ』(『京極堂シリーズ』とも言う)、その最新作である『鵼の碑』が約1か月後に発売される予定です。 それを祝してこれまでのシリーズ作を、私の感想のみで振り返っている記事の後編です。前編の機能は『鉄鼠の檻』までを振り返りました。 なので本日は、こちらの作品の振り返りからです。 ではでは早速、どうぞ! ・『絡新婦の理』 ・・・前作『鉄鼠の檻』から10か月後に刊行されています。『鉄鼠の檻』から1年経たず『絡新婦の理』が読めた時代があったなんて!どんな世界線よ! いやぁ~、この作品も好き。『鉄鼠の檻』同様、私の中でシリーズ1位、2位を争うくらいに好きな作品です。そしてペ…
タイトル:邪魅の雫 全3巻 著者:京極夏彦 評価:★★★★★ 京極堂シリーズの一つです。 正直、ころころと視点が変わり、そのたびに、新たな事実や、別の角度から見た事実が語られていて、頭の中で整理するのが難しかったです。たぶん、そういうのが京極夏彦さんの本の良いところ、なのだろうという気がします。 今回の話、私が最近絵を描いているからなのか、なんとなく色の原則の図を思い出しました。といっても、読んでいるうちにその図の印象が次々と変化していったのですけど。 初めは、一つの円でしたが、それが、RGBでよく見る、色見本的な図形になりました。 いくつもの円が少しずつ重なり合って、大きな円を作っているよう…
こんばんは、紫栞です。今回は京極夏彦さんの『邪魅の雫』をご紹介。 あらすじ昭和二十八年秋。探偵・榎木津礼二郎の元に三度の縁談話が持ち込まれるも、何故か本人達を引き合わせる前に最初は乗り気だった先方から軒並み断られるということが続いていた。先方の家の不審な様子などから何者かの妨害、邪な企みがなされているのではないかと疑いを持った榎木津家の親類・山之内欣一は、薔薇十字探偵社の探偵助手・益田龍一に縁談破談の理由を調べろと言い渡す。 一方、現在交番巡査の青木文蔵は江戸川で発見された会社員・澤井健一の変死体事件と大磯で発見された女学生・来宮小百合の変死体事件を根拠もなく連続殺人だとして捜査方針を決定した…