京極夏彦の妖怪シリーズ(京極堂シリーズ)第8作。2006年9月26日発売。 2005年8月、シリーズ版元の講談社が「9月22日発売」との予告を発表したが、直後に著者本人がサイトでこの情報を否定したという経緯があった。 発売時の企画として、作品の舞台「大磯・平塚」地区限定の特装版が販売されている。
邪魅の雫 (講談社ノベルス)
邪魅の雫 大磯・平塚地域限定特装版 (講談社ノベルス)
2020年に読んだ本を覚えている限りで書き出してみる。漫画はもっとあるんだけれど。 新規読了。 『ナウシカ考』赤木憲雄 『硫黄島玉砕戦-生還者たちが語る真実』NHK取材班 『カルト宗教事件の真相~「スピリチュアル・アビュース」の理論』藤田庄市 『柔らかな頬』桐野夏生 『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』村上春樹 『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子 『ヒトでなし』京極夏彦 『ヒトごろし』京極夏彦 『告白』湊かなえ 『日本文化私観』坂口安吾 『陰翳礼讃』谷崎潤一郎 『ゴールデンカムイ(21~24巻)』野田サトル 『そせじ(1~4巻)』山野一 『Nausicca of the Valley…
本日(11月21日)、NHKEテレで22時から放送の「SWITCHインタビュー達人達」に、「佐野史郎×京極夏彦」として登場しました!(°▽人°*)わ~い 公式サイトを見てみると・・・ マザコン男“冬彦さん”の怪演で有名な俳優・佐野史郎。 怪奇ミステリーの名手で妖怪研究家の顔も持つ小説家・京極夏彦。 妖しい2人のトークは、己が闇の世界のルーツへと・・・ ◆SWITCHインタビュー達人達の公式サイト https://www.nhk.jp/p/switch-int/ts/LX2PXXL3KL/ とあります。 面白い!!(´m`*)ふふっ
こんばんは、紫栞です。 今回は京極夏彦さんの『今昔百鬼拾遺-月』(こんじゃくひゃっきしゅういーつき)について少し。 『今昔百鬼拾遺-月』は2019年4月から6月にかけて「講談社」「角川」「新潮社」の3社横断3ヶ月連続刊行された『今昔百鬼拾遺 鬼』『今昔百鬼拾遺 河童』『今昔百鬼拾遺 天狗』の三冊が一冊に纏められて改めて講談社からノベルスと文庫で刊行されたもの。 ※ 文庫はこちら↓ 今昔百鬼拾遺 月 (講談社文庫) 作者:京極夏彦 発売日: 2020/09/15 メディア: Kindle版 【百鬼夜行シリーズ】(京極堂シリーズ) www.yofukasikanndann.pink のスピンオフ連…
現在9巻まで発行されているこのシリーズ。ライトノベルで人気があれば即アニメ化の話が出てきてもおかしくないのですが、何故「薬屋のひとりごと」はそんな話が聞こえてこないのだろう。マンガも売れてるようですしね。 herobunko.com 玉葉妃の妊娠により、再び後宮に戻ってきた猫猫(マオマオ)。 皇帝の寵妃ということもあって、それは秘密厳守。 しかし、女たちの腹の探り合いは日常茶飯事で、しかも、後宮内だけでなく外部からも怪しげな動きが見え隠れする。 それとともに、後宮外では壬氏たちが隣国の特使の要求に頭を悩ませていた。 特使たちは、数十年前にいたという妓女、それが見たいと無理難題を言ってきたのであ…
作家界の妖怪 見る者を圧倒する分厚いレンガ本が本屋に並ぶため、本好きなら誰もが名前は知っているであろう妖怪作家・京極夏彦。 京極作品の中でも最も知名度の高い百鬼夜行シリーズについて刊行順および読む順番、メインストーリーの作品ランキングを書いていく。 百鬼夜行シリーズはとにかくページ数が多いため読むのを躊躇されるかもしれないが、優れたミステリー小説であり蘊蓄の難解な部分を除けば意外と読みやすい。 おまけに京極作品はすべて文章がページを跨がないというこだわりがあり、リーダビリティを高めている。 個性的なキャラや妖怪の仕業としか思えない怪事件が読む手を止めさせない『百鬼夜行シリーズ』の魅力を知ってい…
あらまし 「私は邪魅の雫に吸われてしまったようだ」。江戸川、大磯に続き平塚でも毒殺死体が発見された。犯行に使われた毒物が、特殊なものではないかと考えた青木は京極堂の元を訪ねる。その正体について京極堂は静かに語り始めた。だが、更なる惨劇の幕が落とされる。「人はどうして邪なものの方に魅せられるのか」。(文庫本裏表紙より) // リンク よみおえて、おもうこと 雑感・私見レビュー:★星1 《以下、ネタバレを含みます。ご注意ください。》 2/3分割です。誰かが誰かの名を騙り、名前と人物の一致がとても難しい、なので人間関係が不明、さらに、犯行場所の関連性も見えないです。それらの犯罪を繋げる線(=事件化)…
正しくは7月が終わったぞ!である 7月、終わったらしい これ1ヶ月ごとに出してるはずなのに6月のやつ出したのすぐこないだのようだよ…まあ6月の最初と最後がなんの本だったかは思い出せないけどね、本当に思い出せない、なんだった? 7月ラインナップ 密室殺人ゲーム王手飛車取り/歌野晶午 冷たい密室と博士たち/森博嗣 鍵のかかった部屋/貴志祐介 私が失敗した理由は/真梨幸子 ブルーローズは眠らない/市川憂人 満願/米澤穂信 厭魅の如き憑くもの/三津田信三 陰摩羅鬼の瑕/京極夏彦 邪魅の雫/京極夏彦 百器徒然袋──雨/京極夏彦 密室殺人ゲーム王手飛車取り/歌野晶午 インターネット上でお互いの素性を知らな…
先月10冊しか読めなくてめちゃくちゃ怒ってたけど今月もいうて11です。でも量より質なのです。 私はこれを書く時に読み終わったら忘れないうちにメモ程度に書いてあとでちゃんと文にするんだけど、大抵「良かった」的な意味合いの言葉で始まってしまう 良かったから書いてんだよな 死神の精度/伊坂幸太郎 良〜〜〜〜〜〜 死神(千葉)が主人公で、一週間調査をして対象者の死の可否判断をするっていうストーリー 六つ 死神だから人間のペースで進んでない感じが良い 恋愛で死神、切なかった 最後のやつ(老女と死神)が割とすき おばあちゃんがいいキャラ ミステリー・アリーナ/深水黎一郎 最後のトリックの人か! 屋敷で人が…
著者について 京極 夏彦(きょうごく なつひこ、1963年3月26日 - )は、日本の小説家、妖怪研究家、グラフィックデザイナー、アートディレクター。日本推理作家協会理事長。 世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)、関東水木会会員、東アジア恠異学会会員。「怪談之怪」発起人の一人。北海道小樽市出身。代表作に『百鬼夜行シリーズ』、『巷説百物語シリーズ』など。 文学賞受賞 1996年『魍魎の匣』第49回日本推理作家協会賞(長編部門) 1997年『嗤う伊右衛門』第25回泉鏡花文学賞 2002年『覘き小平次』第16回山本周五郎賞 2003年『後巷説百物語』第130回直木三十五賞 2011年『西巷説百物…
と言うことで、本日は5月21日。末尾に1が付く日なので、私の読書歴がネットと言う大海へと放流される日です。 前回は2005年度の読書歴を一気に放出したので、今回は2006年の読書歴からと言うことになります。前回、懲りたので、2006年の読書歴は小出しにしていこうと思います。 ではでは。2006年度の私の読書歴、行ってらっしゃーい! ・西尾維新『ネコソギラジカル 青色サヴァンと戯言遣い』・・・これにて完結。 ・大倉崇裕『丑三つ時から夜明けまで』・・・アイディアが面白かったです。 ・恒川光太郎『夜市』・・・とても高評価でしたが、私にはピンときませんでした。 ・伊坂幸太郎『砂漠』・・・オチにそりゃび…
(鳥山石燕『今昔画図続百鬼』) 「邪魅」邪魅は魑魅の類なり。妖邪の悪気なるべし。(鳥山石燕『今昔画図続百鬼』) 邪魅は鳥山石燕の「今昔画図続百鬼」に描かれた妖怪です。作家の京極夏彦先生が「邪魅の雫」という傑作長編小説を書いておられるので、御存知の方も多いかと思います。石燕の描いた妖怪たちの多くに関しては、妖怪研究家の多田克己先生をはじめとする偉大な研究者の方々の膨大かつ独創的な先行研究があり、今更筆者が触れる必要のある妖怪はそれほど残っておりません。しかし、邪魅に関しては資料があまり多くなく、少なくとも筆者の探した限りではまとまった研究や考察を見つけることができなかったので、本項で取り上げさせ…
最近読んだ本の感想をメモ程度に。 いよい自宅に本を置くスペースが無くなってきたので、図書館で本を借りて読んでみることにしました。これが!!楽しい!!お金が無くて買えなかったもの、スペースがなくて買えなかったもの、ちょっと気になるけど買う程じゃないなぁと思ってたものが全て手に届いて有難いです。ここは天国か…!! でも、市内の図書館は遠く、隣の市の図書館で借りざるを得ないのが寂しいです。取り寄せや予約は出来ませんので…。今度市内の図書館にチャレンジしたいものです。・オジいさん(京極夏彦) ・小暮写眞館(宮部みゆき) ・メフィストとワルツ!(小野不由美) ・悪霊なんかこわくない(小野不由美) ・百姓…
こんばんは、紫栞です。今回は京極夏彦さんの『邪魅の雫』をご紹介。 あらすじ昭和二十八年秋。探偵・榎木津礼二郎の元に三度の縁談話が持ち込まれるも、何故か本人達を引き合わせる前に最初は乗り気だった先方から軒並み断られるということが続いていた。先方の家の不審な様子などから何者かの妨害、邪な企みがなされているのではないかと疑いを持った榎木津家の親類・山之内欣一は、薔薇十字探偵社の探偵助手・益田龍一に縁談破談の理由を調べろと言い渡す。 一方、現在交番巡査の青木文蔵は江戸川で発見された会社員・澤井健一の変死体事件と大磯で発見された女学生・来宮小百合の変死体事件を根拠もなく連続殺人だとして捜査方針を決定した…