前回の記事にも書きましたが、「部長、その恋愛はセクハラです!」(牟田和恵著、集英社新書)はセクハラの誤解を生みやすい本です。牟田はよりにもよって大阪大学教授のようです。こんな浅い人間観、社会観の人の給料が国費から支払われているのは残念でなりません。 にわかに信じられないかもしれませんが、この本で牟田は「(私は)不倫はよくないとの道徳観念を持っていない」と堂々と主張しています。それどころか「男性側が既婚者なのに部下の女性と性関係を持った不倫だから、教師が学生に手を出したから、けしからんという、古臭い性道徳でセクハラだと非難しているのではありません。『不倫なんて!』という保守的道徳観に凝り固まって…