1945年3月26日 『米軍、慶良間列島に上陸』 - 〜シリーズ沖縄戦〜 沖縄戦の教訓を後世に伝え、「新しい戦前」を生まないために何ができるのか。今を生きる私たちが問われている。 79年前の1945年、米軍は3月26日に慶良間諸島に上陸、4月1日には本島に上陸し、約3カ月にわたる沖縄戦が始まった。日米の激しい地上戦は多くの住民を巻き込み、住民約9万4000人が犠牲となった。この数は日本軍の戦死者数とほぼ同じだ。 米軍の本島上陸は、日本軍の反撃をほとんど受けない「無血上陸」だった。沖縄守備軍は本土決戦の準備が整うまで米軍を長く沖縄に引きつける作戦をとったため、上陸時に兵力を温存したためだ。沖縄は…