日本において中学校のはじまり(旧高等小学校)は、実に1907年1)から今も、100年をこえてなお12歳、13歳です。人々が100年をこえてなお12歳、13歳を中学校の始まりをと続けてきたのには、その区切り方で教育することが合理的だった、つまり、子どもの発達とズレがなかったからにほかなりません。 1)「学制120年史」(文部科学省)。長い歴史と伝統を誇るイギリスのパブリックスクールも、13才入学である。(「ブルタニカ国際大百科辞典」) 一方、世界の研究者たちは、1905年、ビネーの知能検査以来人間の子は、何才の時にどんなことができるのかという研究を永遠と続けてきました。現在、100年を越える歴史…