東京都は来年(2023年)度の都立高校入試に英語のスピーキングテスト(ESAT-J 11月に行われる予定のアチーブメント・テスト)の成績を活用することを決めています。しかし、詳細を知れば知るほど、3年前に文部科学省が導入を断念した大学入学共通テストへの英語民間試験(英検など)の活用という入試改革の姿と重なります。先回も今回も関係する民間企業はベネッセ(進研ゼミで知られる昔の福武書店)です。3年前に挫折した夢よ、もう一度、ということでしょうか。しかし、全体として制度設計にお粗末なところがあり、二の舞になる危険性が大です。性懲りもなく、という印象を強くもちます。 高校入試は調査書(内申書 中学校時…