何かの本で紹介されていて気になったので読んだ。 美しき少年の理由なき自殺 作者:藤井 誠二,宮台 真司 KADOKAWA(メディアファクトリー) Amazon 社会学者である宮台真司の主張や思考に取り憑かれ自殺したS。自身の主張が彼を自殺へ導いたと悔やむ宮台とライターの藤井が、Sの死後、周辺の関係者に話を聞きながら、彼がなぜ自殺に至ったのか分析しようとした一冊。 1990年代の空気感を自分はよく知らないが、バブル崩壊とか阪神大震災、オウムや酒鬼薔薇の事件があったりして、人々の生き方や人生観が揺さぶられ続けた年代だったのだと思う。だからなのか、こういう類の本や『完全自殺マニュアル』のような、今だ…