左岸の『サン・シュルピス教会』という 大きな教会の横の裏通りに入ったら 壁全面に文字が書いてありました。 なんだろう。 『アルテュール・ランボー 1854年 シャルルヴィル生 1894年 マルセイユ没 "酔いどれ船"』 と 書いてあります。 なるほど これは 彼の最初の出世作『酔いどれ船』の 全文らしい。 このように 第1行目の頭に「1」とあり 最後の行の頭には「20」とある通り あの不朽の名作である100行詩を 20行ずつ 5ブロックに分けて書いてあったのです。 この部分を拡大してみると。。 「なんの感情もない大河を下り始めた僕は 両岸から船を曳く人夫たちの事も忘れ...」 と始まる。 18…