醜い羨望が、かといって嫉妬や僻みほどねちっこくない感情が、どきどき唐突に駆け上がる。「いいな」と口にすれば自分がものすごく自己中心的で弱い人間に思えて、「結局他人事」と出しかけた刃物をしまうのだ。“ない”ものを数えればキリがない。この世に在ると知っているものを自分の“ない”のカウントに利用して、あれもこれもと嘆く、なんて傲慢だろう。他人が手にしているものは、自分から奪われたものではないのに、持てる人を恨めしく思い、自分は失った気にさえなっている。すぐに、“初めからない”ことには気付くよ。そして失望を深める。その現実に?否、そういう思考に至った自分自身に。 このブログ、気づけば100投稿を超えて…