重力式コンクリートダムとは、ダムにおける堤体の構造形式の一つ。 ダム湖に蓄えられた水の水圧を、堤体の自重によって支える構造のダム。 断面は大まかに直角三角形であり、構造が簡単なため、大きなダムでも比較的容易に建設することが可能。 ダム自体を支える強固な基礎岩盤が必要であり、使用するコンクリート量が多く、工事期間が長くなりがちではあるが、日本では最も多く造られた形式である。
すごうだむ。 県営の多目的・重力式コンクリートダム。 ダム湖名は播磨の名山・明神山(みょうじんざん・668m)にちなみ明神湖と名付けられている。 アクセス路は二車線だがトンネルを出口直後にダムへのアプローチ入口があるからか、夜に行くとスリルと不気味さ募るのか地元ではちょっとした肝試しスポットになっているようだ。
【ふよどだむ /与布土生活貯水池】 県営の生活貯水池。 (小規模)生活貯水池とは、島や山奥、半島の先端の方など、いわゆる僻地の生活向上のために多目的ダムとして建設されるもの。昭和63年に施工された補助金制度によって可能となったダムスタイルだが、法的根拠は何だろう。補助金は国交省が出しているようだが。 貯水池は小さいのに、不似合いなほどゴージャスな重力式コンクリートダムが築造されることが多く、そのアンバランスさに魅力を感じる。
本日は単発のダム活,行き先は土師ダム(場所)です。 多目的(治水・灌漑・上水・工業・発電)の重力式コンクリートダム。これだけ目的をもつダムは県内では土師ダムだけです。 まず下流側から正面を。正面に正対して撮影できるのは,下流側の久保橋付近のみでした。 県内では中規模クラスのダムといえますが,副ダムらしきものは見当たりません。 ちょっと近付いてゲートをアップで。薄いグレーのクレスト用ラジアルゲート,赤はオリフィス用のラジアルゲート。オリフィスは堤体にスリットを入れたような形で設置されています。 堤体上部にはマスコットキャラが描かれています。右は「はじ丸くん」というそうです。左は不明です。「はじ丸…
取水塔の上に釣り禁止看板。めずらしいレイアウトだ。関ヶ原町の上水道水源池。堤高16mの重力式コンクリートダムが堰くが、貯水池の方は全体的に底が見えるほど浅かった。 浄水場が隣接し、取水塔から高い位置のまま横流し。ふつう浄水場は堰体下に置かれることが多いが、ここはポンプ取水か。 また、取水塔には釣り禁止看板が掲げられている。ここに「水道法の規定により魚つりや水泳を禁止する」と記されているが、水道法を根拠に釣り禁止を明示する看板は初めて見たように思う。ふつう法的根拠を明示する場合は軽犯罪法の不法侵入を適用することが多く、釣り自体が犯罪に問えるわけではない。水道水源池でも釣りができるところもあるだけ…
期間限定公開ダムめぐりのもう一基は三永ダム(場所)です。 上水・工業用の重力式コンクリートダム 先に訪れた本庄ダムは,県道から遠目に堤体を見られるのに対して,こちらの三永ダムは東広島市の中心近くにありながら,敷地はフェンスで厳重に包囲され,さらに堤体周囲は小高い丘に囲まれていて,普段は敷地外から見ることができません。 RPGで言えば最初の街なのに終盤で手に入る鍵がないと入れない部屋みたいな。 お昼前に到着したにも関わらず、駐車場はガラガラ。やはりコロナで飲食を伴う花見が禁止となっているせいですかね。 水源地入口の向かいにある臨時駐車場に車を停めていざ入場。所在地は東広島市でありながら、施設は呉…
本日のダム活は,「期間限定公開」のダムめぐり。 本庄ダムと三永ダム。どちらも中規模都市の郊外にあってアクセス容易でありながら,水源地ということで普段は立入禁止。 しかし,春の花(桜・藤)の時期だけは限定的に一般開放されるのです。 去年はコロナで開放中止。今年はどうなることかとヒヤヒヤしていましたが,公開範囲と日数を縮小して開放とのこと!! 縮小されてもダムさえ見られればいい。 そう。僕にとっては"花より団子"ならぬ「花よりダム」です。 …てなわけでまずは本庄ダム(場所) 大正7年竣工の上水用重力式コンクリートダム。 ストビューで予習したのに県道からの入口を見落とし,2回通り過ぎて行きつきました…
きたまただむ。 富山県の難敵ダムに挑む 日本各地に点在する、会うことさえ困難な難敵ダムの数々。 北又ダムはそんな貯水池のひとつではあるものの、ダムへのアプローチ路が一般車両通行禁止となっているタイプ。とはいっても自転車、歩行者であればオーケー(※)との情報もあり、難関ダムとしてはチョイ緩め? でもその行程は往復で20kmもあり、箱根峠越えぐらいの標高を登坂しなければならないし、ダムマニアの単独到達レポートもほとんどなく、実際の状況が分からない。 2020年夏、折りたたみ自転車でのアタックを試みた。 (※)自転車は車両に属するため、規制対象になる可能性があります。通行を考えている方は朝日町役場に…
『世界遺産』の『高山社跡』をあとにして《小鹿野町》の【毘沙門水】へ向かいます。 途中、かみさんが『ロウバイ』が見たいってことで、《鬼石》の【桜山公園】へ寄ってみます。 坂を上って行くと… 斜面には、『ロウバイ』が満開ですが、『ロウバイ』って、『白梅』や『紅梅』とどう違うの?かみさん曰く、黄色い花びらが『蝋細工』の様に見えるからだそうです。 確かに、アップで見ると『蝋細工』っぽい!漢字で書くと『蠟梅』なんだって!ずっと『老梅』だと思ってた~ 『漢字』が違うと、見え方が変わった気がします。「名は体を表す」と言いますが、当にそう! 一つ勉強になったところで、そろそろお昼… 【道の駅上州おにし】の前の…
佐賀県佐賀市、北山ダムに行ってきました。
【おざきだむ / 尾崎貯水池】尾崎溜池と尾崎ダムが隣接しており、いちばん近いところだと250mほどしか離れていない。そのためか、両者を混同している情報が見られる。 こちらは尾崎ダム。重力式コンクリートダムの真ん中あたりからパイプが一本出ているのがザクっぽくもあり、なかなかのインパクト。 フェンスおよび立入禁止看板あり。 北東は尾崎溜池、南西が尾崎ダム。
県北西部のダムめぐり。この日最後は立岩ダム。(場所) 鱒溜ダムと同年(昭和14年)に造られた発電用の重力式コンクリートダム。 アクセスは鱒溜ダムからそのまま県道296号5.7キロほど上流に行ったところ。車一台分の林道でところどころ離合場所があります。駐車スペースは無人の管理事務所の横に4~5台分ぐらい。 この日はバードウォッチャーとおぼしき人々がそこここに望遠鏡やカメラを構えていました。(貴重な野鳥がいるのかな?) 天端には県道から坂道を歩いて下りていくことになります。何だかワクワクしますね。 まずは堤体を左岸から。戦前7番目の高さで土木学会の…2000選になっている,という話はダム便覧や先人…
北西部ダムめぐり。飯ノ山ダムの次に訪れたのは鱒溜ダム。地図上は立岩ダムの方が近いけれど、めがひらスキー場あたりから北上する最短ルートは冬期通行止めのため,国道186号→国道191号→県道296号と迂回し、鱒溜ダムの方を先に訪れました。 トイレはここで済ませておきます。(道の駅来夢とごうち) 狭い県道296号(といっても高暮ダムの時ほど悪路ではありません)を太田川に沿って遡上していくと現れるのが鱒溜ダム(場所) 発電用の重力式コンクリートダム。 清水放流設備とはいわゆる清水バイパスでしょう。太田川は国の「魚がのぼりやすい川づくり」事業で,全国的にも優秀な結果を残したようで,太田川河口からこの鱒溜…
はじめに 宮川内ダム 道の駅「どなり」 「巨大たらい」 「恋成神社」 「土御門七百年記念社」 「阿波中学校美術部の生徒さんによる人形作品」 「吊るし飾り」 切上がり長兵衛 土御門上皇の配流地 おわりに はじめに 徳島から讃岐に抜ける国道318号線沿いの山中にある道の駅です。 目の前には宮内川をせき止めて作られたダムがあり、ダム公園も整備されています。 公園内にはキャンプ場もあり、いくつかのテントが張られていてキャンプを楽しんでいいました。 周りには人家もなく静かにひっそりと営業しているかのような道の駅です。 隣には温泉ホテルの建物もありましたが、現在は営業しておらず閉館していました。 看板には…
広島市内のダムめぐり,3基目は安佐北区の宇賀ダム。発電用の重力式コンクリートダムです。(場所) 太田川支流の水内川がつくる谷間ののどかな農耕地を進んでいきますと 奥に古代ローマの遺跡のような水路橋とその奥に宇賀ダムの堤体が姿を現します。何だかジブリの世界みたい。 ダム便覧では堤体真下からの写真が掲載されていますが,残念ながら,現在は立入禁止。周辺は農地をイノシシ・熊から守るバリケードが張り巡らされています。 静かな谷に鳥の声と農家の方が農具を使う音だけが響いて,神秘的な空間です。 左岸から。この苔・錆の具合。いいですなあ。 導水管は近くで見るとかなり大きな直径でした。下流にある間野平発電所に送…
広島市内のダム訪問。2基目は梶毛ダム(場所) 治水目的の重力式コンクリートダムです。 西風新都というニュータウンのすぐ西にあります。 だだっ広い天端。 ダムの周りと言えば山! というところばかりでしたが,ダム湖(神原湖)の向こうに見えのは住宅地。不思議な感じです。 欄干のデザインはいたってシンプルでいてスタイリッシュ。手すりはライトが内臓されているのでしょうか。夜の様子も見てみたいところです。 ダムサイトも広く,一見,オープンな雰囲気ですが,天端の先は行き止まりで,西風新都の公園が見えるのにつながっていません。一体的な公園にすればいいのに,いろいろ大人の事情があるのでしょうか。 ダム湖は小さめ…