重力式コンクリートダムとは、ダムにおける堤体の構造形式の一つ。 ダム湖に蓄えられた水の水圧を、堤体の自重によって支える構造のダム。 断面は大まかに直角三角形であり、構造が簡単なため、大きなダムでも比較的容易に建設することが可能。 ダム自体を支える強固な基礎岩盤が必要であり、使用するコンクリート量が多く、工事期間が長くなりがちではあるが、日本では最も多く造られた形式である。
今回の山口遠征で最後の訪問となります。湯免ダムです。(2025.7.12訪問) 洪水調節・河川維持・上水目的の重力式コンクリートダム 画像のようにダム下まで車で入れますが、右岸下に直結する道は害獣防止柵で入れなくなっており、左岸の集落をぬける隘路を通ってのアプローチでした。 クレストとオリフィスは別の位置に。 分水工か何か?と思って撮ったのですが…帰ってからダム便覧を見ると、当初はこのあたりは親水公園として整備されこの構造物もその時のもののようです。現在は草木に覆われ、とても公園とは思えません。 堤体両岸はわずかに湾曲しています。 天端に来るとカーブがよく分かります。 なかなかスタイリッシュな…
阿惣ダムから有宗へはR191と並行して走る広域農道「みのりロード」が近いのですが、ガソリンを入れるためにいったんR191に出てから向かいました。 灌漑目的の重力式コンクリートダム(2025.7.12訪問)ダム下まで車で行けるものの、いったん上ってから下るので少し迷ってしまいました。 碁盤のように整然と並ぶバッフルピア 碑には「承前啓後」と刻まれています。阿惣ダムと同様「県営かんがい排水事業」によるもの。竣工は阿惣ダムよりも前です。 何も書いてないから徒歩ならいいのかな 上流側の道は日に覆われていて、堤体上流面を観察するのは困難 天端のケーブルカバーには滑り止め。この上に乗って点検作業をするので…
大坊ダムからR491を1.5kmほど北上すると、「県営かんがい排水事業 阿惣ダム」の大きな看板が見えるのでそこから道なりに進んで阿惣ダムへ。(2025.7.12訪問) 灌漑目的の重力式コンクリートダムです。クレスト1門の坊主ダム。 阿惣ダムのある長門市はつつじが有名なようなので、そのレリーフかな? どこ見ても素朴で簡素なダム。ダム下に見えるのは小水力発電。 ダムはシンプルだけど、ダムサイトには山口きらら博(2001年)での巨大な花時計が移設されています。(日時計かと思ったら故障して針がないそうです。) ちなみにきらら博のテーマは「いのち燦めく未来へ」。あれ? 25年後の某博覧会も似たようなこと…
木屋川ダムからr38→R491を北上して大坊ダムへ。ここからは日本海に注ぐ河川のダムです。(2025.7.12訪問) 洪水調節・河川維持目的の重力式コンクリートダム。治水に特化したダムとしては山口県で最初なのだそうです。 急峻な谷でありながら良質な地盤だったため、堤長も短めで少ないコンクリートでできたらしい。放流の時を待つホーロージェットバルブ ラジアルゲートをはじめ、いろいろなものがグリーンで統一されている 減勢工をのぞく。おや、ダム下にも証明がありますね。しかし、関係者以外は降りる術はなく。 植物はたくましい。 どことなくカマキリっぽい ダムのロゴって、堤体を正面から見たものが多いけど、大…
歌野川ダムから一度湯の原ダムに戻る感じでそのままr34を内陸に進み、木屋川ダムへ。効率を考えたら先に湯の原より歌野川に行った方がよったですかね。(2025.7.12訪問) 洪水調節・河川維持・上水・工業用水・発電と多目的の重力式コンクリートダムです。 ダム下への道は舗装されてますが、発電所は立ち入り禁止で車の転回が不可能になるので手前に停めて歩きました。 もとはローラーゲートだったんかな、と思うようなつくり。 戦前に建設が始まり、戦後に資材不足で中断、下関方面で急増した電力や水道の需要に応える形で工事が再開して完成したといいます。 どうりで随所に戦前ダムの雰囲気が 天端は立ち入りできず。ゲート…
湯の原ダムから車で10分、ここも昨日訪問する予定だった歌野川ダム。(2025.7.12訪問) 洪水調節・灌漑目的の重力式コンクリートダム。朝日が射してゴーストが映り込んでしまいました。これはこれで夏の朝っぽいですかね。 オリフィスの導流壁が個性的。 天端は柵がしてあり入れません。灌漑用のコンクリートダムに時々あるけどなぜだろう? 左岸下の揚水施設 天端に入れたらいろいろ見られるのになあ湯の原ダムのダムカード郵送用封筒で時間をロスしていたし、天端に入れなかったこともあってダム下から続く左岸側からのみで済ませてしまいましたが、帰ってから調べると右岸側に記念碑や解説があったようです。急がば回れですね…
山口遠征2日目。まずはアクシデントで1日目に周れなかったダムから。湯の原ダムです。(2025.7.12訪問) 工業用水・上水目的の重力式コンクリートダムダムというより堰といった雰囲気です。 木屋川は天然記念物のゲンジボタルの生息地とのこと。昨夜見に来ればよかったかな。 シェル型ローラーゲート5門をもつ。見えている部分だけではシェル構造がよく分から/なかった。 こちらは排砂用のガーター型ローラーゲート 木屋川ダムで発電に用いた水を下流の湯の原ダムで貯留しています。 工業用水へ ところでマピオンの地図にはなぜか「新湯の原ダム」とあります。(Googleや地理院地図は「湯の原ダム」)もともと取水堰の…
今富ダムからおよそ16km内陸に進み、美祢ダムへ。(2025.7.11訪問) 工業用水用の重力式コンクリートダム 内陸部でありながら周囲に高い山がなく、厚狭川からポンプで汲み上げて送水して貯水しているようです。 平成ごろからよく見られるようになる漸縮型導流壁が採用されています。昭和後期(1981年)竣工なので、そのタイプのはしりの頃でしょうか。 天端はもともと緑色に舗装されていたと思われます。 小さな減勢工で、その先の川は細く、すぐ住宅もあることから宇部丸山ダム同様、大規模な越流は想定していないのでしょう。 美祢の市街地からほど近く、国道435からのアクセスも良好なんだけど、正直あんまり見どこ…
今回の山口県西部遠征は、ダムカードコンプリートを目指してカード配布ダムを中心に計画しましたが、経路上や近くにある未配ダムにも何基が立ち寄りました。 今富ダムもその一つ。(2025.7.11訪問) 洪水調節・河川維持目的の重力式コンクリートダム なんとなくロボットを思わせるユニークな「顔」 草いきれの立ち込めるダム下に涼しい水音が響く。 ダム湖に架かるあのT字の橋からならゲートを上流から見られるかな、と行ってみると あとちょっとで見えません! ダム便覧にも上流からゲートに正対した画像がないので、きっと無理なのでしょう。 今富ダム周辺は500本もの桜や、紅葉が植えられ、その季節にはウォーキングイベ…
おそらく梅雨入り前最後のダム活。中国地方ダムマニアコンプリート認定を目指して、残る山口県のダムのうち、日帰りで行けそうな2基を訪れました。 まずは佐波川ダム(2024.5.26訪問) 洪水調節・河川維持・灌漑・上水・工業用水目的の重力式コンクリートダム 天端の向こう、左岸側のトンネルが気になるけど残念ながら立入禁止 昭和中期の竣工ですが、戦前ダムのようなレトロ感 上流面。泥の痕から結構な水位まで来たことが分かります。 左岸の山を垂直に切り立てて設置した取水設備。 襟まで滑らかなカーブ。昭和のダムはこういうところがいいよね。 大原湖。付近は日本初の森林セラピー基地として認定されているようです。 …