岡山生まれの作庭家。京都の東福寺方丈庭園などが有名。
重森三玲(しげもり みれい) 1896−1975年。岡山生まれ。作庭家、庭園史研究家。前衛いけばなを提唱するなど多分野で活躍。庭園を独学で学び、京都の東福寺方丈庭園、光明院庭園、松尾大社庭園など国内に約200もの庭園を作庭。「枯山水」、「日本庭園史図鑑」、「日本庭園史大系」などの著書がある。三玲の名はフランスの画家ジャン・フランソワ・ミレーにちなんで改名したもの。 重森三玲略歴
重森三玲(しげもり みれい) 1896−1975年。岡山生まれ。作庭家、庭園史研究家。前衛いけばなを提唱するなど多分野で活躍。庭園を独学で学び、京都の東福寺方丈庭園、光明院庭園、松尾大社庭園など国内に約200もの庭園を作庭。「枯山水」、「日本庭園史図鑑」、「日本庭園史大系」などの著書がある。三玲の名はフランスの画家ジャン・フランソワ・ミレーにちなんで改名したもの。
*本ページはアフィリエイト広告を利用しています。 今回は東福寺の塔頭寺院の一つである「光明院」について紹介します。光明院は室町時代(1391年)に創建されたお寺です。東福寺のすぐ南にあります。 山門をくぐると雲嶺庭があります。 建物に入り、部屋を抜けると多数の石を配した枯山水の庭が広がります。 こちらの庭「波心庭」も昭和時代に活躍した作庭家 重森三玲氏によるものです。 訪れたのが夏だったので苔も乾いていましたが、青々とした時期に見てみたいと思いました。 色々な角度から撮った写真をいくつか載せます。 真夏の暑い日だったので、汗が落ち着くまで縁側に座ってしばし庭を眺めました。 お寺の公式HPはこち…
京都『東福寺』は京都市東山区本町にある臨済宗東福寺派の総本山 広大な敷地面積には多くの塔頭、寺院を囲む建物で構成されています。 今は紅葉の季節で多くの観光客で賑わっていることと思います。わたしがココに来たのは5月ですから随分と様相は異なります。 正面入口 東福寺は紅葉か新緑の季節がベスト 重森三玲の世界観 東福寺は紅葉か新緑の季節がベスト 2023年3月7日~5月7日迄 東福寺初の大規模展覧会が東京国立博物館で開催されておりました。現在は京都で開催されています。そんな東福寺に来た目的はこれ。2019年から長い歳月を経て修復された『大涅槃図』特別公開でした。 『吉山明兆』57歳の時の作品 縦11…
*基本データ 場所:東京国立博物館 平成館 行った日:2023/3 展覧会URL⇒東京国立博物館 - 展示・催し物 総合文化展一覧 日本の考古・特別展(平成館) 特別展「東福寺」 (tnm.jp) 臨済宗大本山 東福寺について深みのある鑑賞が出来ます。 東福寺は京都を代表する禅寺の一つ。1236年、九条道家の発願により中国で禅を学んだ円爾(えんに・聖一国師)を開山に迎えて創建されました。「東福寺」の名は、奈良の東大寺と興福寺の一字ずつをとったことに由来しているそうです。円爾は中国からお茶や饅頭、麺類の作り方を伝えた人物としても有名です。前期の展示では円爾の師である国宝《無準師範像》も展示されて…
2022年11月10日(木)松尾大社その1~上卯祭からのつづき。 昭和を代表する作庭家・重森三玲の最晩年の代表作が、松尾大社の《松風苑》です。《松風苑》の4つの庭はいずれも素晴らしく、写真撮影OKというのも松尾さんの嬉しい心づくし。 庭園散策の合間には神像館の社宝も鑑賞できるようになっていて、充実した空間構成になっていました。 曲水の庭(1)曲水の庭はその名の通り、平安貴族が曲水の宴などを催した宮中庭園をモチーフにしています。いまにも美酒をたたえた盃が、曲がりくねった遣水をゆったりと流れてくるような優雅なお庭。水辺の石組は、歌を詠もうと頭をひねる平安貴族たちを模しているのでしょうか。 曲水の庭…
京都寺院探訪 東福寺・塔頭 霊 雲 院 住所 京都府京都市東山区本町15丁目801 宗派 臨済宗東福寺派 拝観 500円 駐車場 東福寺駐車場 無料 ※周辺有料駐車場 ご朱印 あり ランク ★★(1.7)(5段階) 九山八海庭・重森三玲改修 🔴霊雲院は、東福寺・塔頭で明徳元年(1390)東福寺80世岐陽方秀によって開山 され当初は「不二庵」といった。その後室町時代に霊雲院と改めました。 幕末に西郷隆盛と僧・月照が討幕の密談をした場所。また日露戦争のロシア人捕虜 収容所としても使われ、当時の品が展示されています。 臥雲庭より九山八海の庭を望む(重森三玲作庭) ●みどころは庭園です。九山八海の庭の…
正覚院を少し南に下ったところにあるのが、同じく東福寺の塔頭である光明院。 重森三玲の手になる波心の庭が有名である。 2階から見るとお庭全体が見渡せるのだが、撮影禁止と言うことで1階から眺める。 昨晩再放送していたNHKBSプレミアム「京都人の密かな愉しみ」では、このお庭の場面から物語がスタートした。もちろん、2階からの眺めもしっかりと見ることが出来た、、、。このお寺は禅寺の形式にとらわれず、進取の精神があると見え、他にも斬新でおしゃれな意匠を色んなところで目にすることが出来る。 玄関の三和土にこれ程凝ったデザインを施したお寺は見たことがない。
東福寺方丈では、方丈を囲んで東西南北それぞれに異なるお庭が配され、八相の庭と呼ばれている。 他の禅寺に多い伝統的な枯山水とは趣が違っているが、これが昭和の作庭家重森三玲の手になるものである。 南庭 同行したM君は自宅で小さな庭を楽しんでおり、この文様の描き方(作業の仕方)に興味津々であった。 斬新なデザインの北庭西庭東庭南庭も角度を変えて見るのも面白い。いつも思うのだが、伝統に捉われることなく革新的な庭を作り出した重森三玲も素晴らしいが、それを許容した東福寺も立派だと思う。不易流行と言うか、単に古いものを墨守するだけでなく、新しいものも積極的に取り入れてきたからこそ京都は常に新鮮であることの、…
東福寺に三の橋川が流れ 臥雲橋を渡り 通天橋を通り過ぎ 洗玉澗に掛かる一番奥の橋 偃月橋を渡ると恋い焦がれた龍吟庵がありますようやく足を踏み入れることができました (((o(´∀`)o))) 鎌倉時代 九条道家は東福寺の開山として、当時宋での修行を終えて帰国していた禅僧・円爾を迎えました東福寺は京都五山の第四位の禅寺として栄えました その東福寺の塔頭 龍吟庵は東福寺第三世住持、無関普門(大明国師)の住居跡で東福寺塔頭の第一位に置かれています というのは無関普門は 亀山上皇の離宮に出没する妖怪を降伏した功により南禅寺開山となったのです 南禅寺は京都五山の第一位よりも上特別のお寺です 地位だけで人…
京都御苑の南西部にある閑院宮邸跡は、環境省が平成15年から3ヶ年をかけて建築物や塀 池など全面的な改修を行い、平成18年から一般公開を行い、今年で公開から10年になるのを記念し4月から連続講演会を開催、その最終回に山折哲夫さんがお話をされます。 リアル山折哲夫さんが見られる機会もこれからはそうないと思い京都御苑に来てます。 ところがやはり高齢のためか30分の講演時間、しかもウッカリ出町柳まで行ってしまい歩いて戻ったので10分位しかお聞きできませんでした。 講演の内容は、折から話題に成ってる天皇の生前譲位を話題にされたらしく、大嘗祭の意義やその仕組み、明治期に持ち込んだドイツ法制と大嘗祭との不整…
本尊は文殊菩薩、1390年に岐陽方秀が開基。 見所は枯山水の庭で「九山八海の庭」「臥雲の庭」の2庭、久しく荒廃していた物を、昭和を代表する造園家・重森三玲が1970年に復元。 幕末には、西郷隆盛と勤王の僧「月照」が維新へ向けて密議を交わした寺とされ、日露戦争当時にはロシア兵捕虜収容所と成り、50名のロシア兵捕虜を8ヵ月に渡って収容していたそうです。 霊雲院は「京都十三仏霊場」第三番霊場です。 帰り際に立ち寄ったためタイムオーバー閉門でした。 ランキング参加中京都 ランキング参加中神社仏閣巡り
昭和を代表する庭師・重森三玲による重奏的な庭園池 この庭池の水源は潮音洞という導水トンネルを含む用水路。江戸時代に農業や生活のために開削され、錦川から90mのトンネルを含む300mほどの水路となっており、境内の池を潤し清流通りへと下っている。 平成の名水百選。 拝観料400円。 昭和を代表する庭師・重森三玲による重奏的な庭園池 潮音洞 境内への流入口 潮音洞の取水口 池庭と枯山水 駐車場と案内板 清流通り マップ 現地案内マップ Googleマップ 潮音洞 境内への流入口 潮音洞の取水口 取水口というか、導水トンネルの入口。出口は境内側に。 池庭と枯山水 駐車場と案内板 清流通り マップ 現地…
3泊4日の京都旅行、3日目。 昨日6時55分に朝食に行ったら既に列ができていたので、今日は6時50分に行ったが、昨日以上の行列だった。 ほとんどが外国人。今のところ今回の旅行で一番の行列。 8時41分に三条駅発の京阪本線で約35分、9時15分に石清水八幡宮駅に到着。 8時30分にケーブル八幡宮口駅発の石清水八幡宮参道ケーブルで約3分、8時33分にケーブル八幡宮山上駅に到着。 石清水八幡宮 現在の社殿は徳川家光による造営で現存する八幡造の本殿の中で最古かつ最大規模、1634年(寛永11年)造営の本社などが国宝に指定されている。 石清水八幡宮 鬼門封じ、信長塀を見る。織田信長寄進の黄金の雨樋(通常…
この日も花背峠を越えようとやってきましたが、二ノ瀬辺りまで来るとやっぱり時雨てて、やばそうなので止めて、 貴船神社へ向かいました。川床はシーズンオフです。 貴船神社本宮参道。 貴船神社の創建は日本神話の時代になります。初代天皇・神武天皇の母・玉依姫命(たまよりびめ)が、淀川から黄色い舟に乗ってさかのぼり、たどり着いたのが「貴船」。そして水源の地として「水神」を祀る祠を建てたのが始まりと伝わります。 主祭神は高神(たかおかみのかみ)。水をつかさどる龍神です。 石垣から湧き出る御神水。 水占みくじ。水に浮かべると文字が浮き出てくるおみくじです。 カエル。 黒馬と白馬。 平安時代には日照りや長雨が続…
*本ページはアフィリエイト広告を利用しています。 今回は東福寺の塔頭寺院「芬陀院」について紹介します。芬陀院は鎌倉時代後期(1321-1324年)に一条内経が定山祖禅を開山として創建したお寺です。 こちらのお庭のうち南庭は、水墨画家で有名な雪舟が造ったものです。雪舟と言えば修行をさぼって柱に縛り付けられたとき、涙で床に描いたネズミが動いているように見えたという逸話のあるあの雪舟です。そのため雪舟寺とも呼ばれています。南庭は石で鶴と亀を表したため「鶴亀の庭」とも呼ばれています。こちらの石の亀も夜和尚さんが見ると這っていたという逸話があります。 ・南庭(鶴亀の庭 左が鶴島、右が亀島) 芬陀院は二度…
[0101]後祭の山鉾巡行で最後尾を務めるのは【 】であるが、蛤御門の変により焼失して長らく休み鉾となっていた時期がある。(2005)(2008)(2010)[0102]相国寺塔頭の慈照院には、ある動物が千利休の孫に化けて上手なお点前を見せたという伝説が伝わるが、この動物を【 】という。(2013)[0103]二条城の築城に際し、建設予定地の町家の立ち退きの様子を「町屋四、五千間モノクト云々」と記録する醍醐寺三宝院座主の日記を【 】という。(2017)[0104]小堀遠州の茶道の真髄は、わび・さびの精神に美しさ、明るさ、豊かさを加える【 】である。(2015)[0105]西本願寺にある国宝の唐…
potaxyz.hatenablog.jp potaxyz.hatenablog.jp 去年や昨年に引き続き。今年も忙しくあまり巡れなかったが、合間を縫って新規開拓をした。 今年は東福寺の塔頭や意外と行かなさそうな方丈庭園、そして京都の北西、山の入り口にある鷹峯を主に攻めてみた。 本編 東福寺 方丈庭園 東福寺塔頭 正覚庵 東福寺塔頭 龍吟庵 東福寺塔頭 即宗院 東福寺塔頭 天得院 東福寺塔頭 勝林寺(毘沙門堂) 南禅寺 方丈庭園 常照寺 源光庵 光悦寺 廬山寺 随心院 まとめ かかった予算 来年以降の宿題 個人的おすすめ 本編 東福寺 方丈庭園 訪問:11/28 15時頃 拝観料:500円 …
遠くへ行きたい牧瀬里穂の夏の京都巡り!心涼む庭園&絶品!幻のハモ料理2022年7月3日放送 日本テレビ-牧瀬里穂の京都旅行:伏見稲荷大社と祢ざめ家の魅力 京都を訪れると、まずは伏見稲荷大社を絶対に見逃せません。牧瀬里穂もその魅力に魅了され、参道を歩き始めました。伏見稲荷参道商店街では「祢ざめ家」というお店に立ち寄り、うずら焼きを堪能しました。このお店の名前には豊臣秀吉からの授かりもあるとか。歴史と美食が融合した一皿は、まさに京都の魅力そのものです。 東福寺と光明院:美しい庭園が心を癒す 牧瀬里穂が次に向かったのは東福寺。このお寺では、名作庭家・重森三玲が手掛けた庭園を見学しました。繊細な景色が…
京都最終日は気持ちの良い秋晴れの空の下、ホテルを少し早い時間に出発。乗ったタクシーの運転手さんはお話好きの感じの良い人で、これから向かう東福寺の塔頭寺院の中でご自身が一番好きだという秘密のお寺を教えてくれた。ふとみると車内には「ワンピース」のキャラクターであるルフィーやローの小さなフィギュアが飾ってあったので「お好きなんですね?」と訊ねると、息子さんの影響でテレビアニメを見ているとのこと。とっておきのお寺を教えてくれたお礼に漫画の最新ワンピース情報をネタバレにならない程度に教えてあげた。 臨済宗東福寺派 「雪舟庭園・芬陀院」に到着。 水墨画で有名な雪舟がデザインした石庭を見に来たのだ。 いきな…
東福寺の塔頭、龍吟庵が久しぶりに公開されたのでお邪魔してみました(2023年11月1日〜12月3日)。 コロナ制約も解けた中、ようやく見ごろを迎えた紅葉の季節ですから、名所通天橋を中心とした東福寺境内はまるでお祭りのような賑わいをみせています。 しかし、やや奥まったところに位置する龍吟庵は幸いなことに私が訪れたときは見学者も少なく、混雑害とは無縁の静かな環境で鑑賞することができました。 なお、建物内部の写真撮影はNGとなっています。 tofukuji.jp 国宝の方丈が建造されたのは南北朝時代、1387(嘉慶元)年とされています。 ただ、文化庁のデータベース上は1387年ですが、一部の建築関連…
京都はモーニングの用意がある珈琲の名店が多いから、朝ごはんには困らない。 今回はホテル近くの「高木珈琲店」で賑やかにモーニングを食べた。コーヒーから立ち昇る湯気、ほわほわのスクランブルエッグ。向かいには、孫の顔を見ながら元気にお皿を平らげる母がいて。 お腹が満たされ活力が湧いてくる中、雀のさえずりを聞きながら向かったのは、四条河原町の「ミナペルホネン京都店」。 壽ビルディングというレトロビルのほとんどのフロアを大人服、子供服、インテリア雑貨など趣が異なるミナの各ショップが占拠していて、いまやここは京都の観光名所のひとつとなっている。しかしミナ独特の店内の軽やかでどこか凛とした空気感は変わらず、…
こんにちは。 京都にはいわゆる「紅葉の名所」と呼ばれるところが数多くあります。嵐山や東福寺方面に向かう電車やバス乗り場には、朝から長蛇の行列ができています。そのため、普段これらの交通機関を利用している地元の人はなかなか乗れない状況のようです。まさにオーバーツーリズムの典型のような姿ですね。 しかし、こうした観光名所を少し外れると、比較的快適に紅葉の名所を回ることも可能です。今回は、そうした中から、最近私が訪れたふたつをご紹介します。 といっても、実はふたつとも東福寺の塔頭で、そのそばにありますので、混みあっている時間帯に訪れてしまうと、東福寺駅(JRおよび京阪電鉄)の雑踏に巻き込まれてしまいま…
夏前、アホみたいなスケジュール。 「推し活」って言葉、気に入ってます?わたしは全然気に入ってない。全然しっくりこない。こっちは名前を付けられる前から自然にやってることなのに、名前を付けられた途端、巷の人に「いいね〜、楽しそうだね〜」って感じに見られるのが気に入らない。昔は「なんで同じライブに何回も行くの?」という冷ややかな目だったのに。独身貴族の物好きなことに変わらないから冷ややかな目で見てほしい。 そんなこんなで冷ややかな目で見られる6〜7月を過ごした。 「6月1週目」 「6月2周目」 「6月3週目」 「6月4週目」 「6月1週目」 第1土曜日、京都へ。 出張で貯めに貯めたマイルで羽田→伊丹…
「住吉神社」 ・鎮座地/丹波篠山市川原270 ・平安時代の永保元年(1081)、丹波匡房(まさふさ)が堺の住吉神社から分霊を勧請したものと伝えられ、現在、大阪の住吉神社は、国家鎮護・航海守護・和歌の神として広く崇敬されています。 ・川筋に出来た村の繁栄を水の神に祈り、匡房が歌人でもあり、お祀りしたと思われます。 ・都から一品式部卿邦高親王が参詣したのをはじめ、仁木城主、籾井城主や歴代篠山城主も深く尊崇しました。 ・第4代篠山城主 松平康信は総欅造りの鐘楼を寄進しています。 石造りの重厚感ある立派な 鳥居 拝殿 本殿 鐘楼 神社にあるのは珍しい。 住之江の庭 もと神宮寺の書院の表と裏に、昭和41…